
写真教室の撮影実習で京都宇治の「
萬福寺(まんぷくじ)」に行ってきました♪
萬福寺は、京都府宇治市にある黄檗宗の大本山の寺院。山号は黄檗山。本尊は釈迦如来。日本の近世以前の仏教各派の中では最も遅れて開宗した黄檗宗の中心寺院で、明出身の僧 隠元(いんげん)を開山に請じて建てられた。建物や仏像の様式、儀式作法から精進料理に至るまで中国風で、日本の一般的な仏教寺院とは異なった景観を有する。 (ウィキペディア)
1月は撮影実習がなかったので12月以来の集まりとなりました。
先生からは下記のアドバイスがありました。
・明るく撮れてしまうので暗く露出をコントロールしてください。
・WBは太陽光などにして、雨の雰囲気が伝わるようにしてもいいです。
私の住む大阪府豊中市は江戸時代「麻田(あさだ)藩」と呼ばれていて、その2代藩主はこの「黄檗宗の隠元さん」に深く帰依し、若くして隠居後は黄檗宗のお寺の住職さんになったという歴史があります。その足取りを調べた過程でこの「萬福寺」には以前も訪れたことがあります。
2014年のブログ「
京都・宇治 平等院~萬福寺をゆく♪」
2. 拝観料は500円。駐車場は従量制だったのでakippaで1日500円のところを予約して駐めました。いつものR1です♪
3. この日は雨。雰囲気のあるいい写真が撮れそうです。
4. 境内には年末から開催されてたランタンフェスティバルの残骸が数多く置かれてたのですが、色合いがドギツすぎて作品になりませんでした。
5. 開山堂・法堂正面の勾欄(こうらん)は、卍及び卍くずしの文様になっています。これらはすでに奈良時代の法隆寺などの南都寺院に使われていますが、江戸時代初期にあらためて黄檗を通じてもたらされたものです。
6. 萬福寺の伽藍はそのすべてが屋根つきの回廊で結ばれており、雨天の際でも問題なく法式を執り行うことができるようになっています。
7. 大雄宝殿の前に置かれた香炉。中国明朝様式を感じる色合いとかたちです。
8. 七福神でも有名な布袋さんです。どことなく先生に似ているようだったのでボカしてみました。
9. 萬福寺のいいのは堂内の像などの撮影がOKなこと。京都では珍しいかも。
10. こういう像もただ撮るのではなく、迫力を感じるように撮っています。
11. 参拝客にお寺の方が説明をされてました。
12. 白梅が咲いていました。入れないところだったので、外から。
13. 巡照板(じゅんしょうばん)です。境内、5箇所に設けられているこの板は修行僧が朝4時と夜の9時に木槌で打ち鳴らして回るのです。
14. 2月22日は猫の日だそうです。ここにも猫がいました。
15. この羅漢像は、萬福寺の大雄本殿に安置されている十八羅漢像。しかしよく見ると、どこか異国風な趣です。
16. 亀趺(きふ)は「亀の形に刻んだ碑の台石」のことであり、中国の碑の形式であって、我が国では江戸時代になって用いられるようになりました。
17. ご本尊である釈迦如来坐像。もちろんこれも撮影OK。
18. 萬福寺の木魚というとお魚のかたちをイメージされる方も多いですが、龍を彫った立派なものもあります。
19. 境内を縦横に走っている参道は、正方形の平石を菱形に敷き、両側を石條で挟んだ特殊な形式であり、龍の背の鱗をモチーフ化したものです。
中国では龍文は天子・皇帝の位を表し、黄檗山では大力量の禅僧を龍象にたとえるので、菱形の石の上に立てるのは住持のみです。
20. 開版(かいぱん)と呼ばれる大きな魚が!これを叩いて食事の時間を知らせたそうです。魚板とも言われ、木魚の原型だそうですよ。
「魚は不眠不休ででいるところから怠惰を戒めるためにこれを叩く。」だそうです。
ピンボケてますがわざとです。(一応説明しておきます。)
21. 蝋梅が生けてありいい香りがしてました。ここにもみくじ達磨が…。
22. 韋駄天立像(いだてんぞう)かっこいい。お寺の方は親しみを込めて「韋駄天さん」と呼んでいるとか。清でつくられて輸入されてきたそうです。
23. 四天王像の多聞天(たもんてん) 実はここめっちゃ暗いです。
24. 写真から目ヂカラを感じていただけたらうれしいです。
ここの黄檗宗、禅宗のひとつで江戸時代最先端の仏教として徳川幕府に招かれたそうです。何代目かまでの住職は中国から来られていたとか。
隠元さんが多くの日本人から慕われた理由としては、多くの文化を日本にもたらしたこともあげられます。 スイカとともに、名前の由来ともなったインゲン豆、孟宗竹(たけのこ)、レンコン、ナスなどの食材、煎茶というお茶の飲み方、ごま豆腐、精進揚げなどからなる普茶料理です。 普茶料理がもとになり、現在の精進料理ができたといわれます。日本食のルーツを辿るのも面白いですね。
撮影機材
EOS R6 MarkⅡ
EOS R
RF24-105mm F4 L IS USM
RF70-200mm F2.8 L IS USM
RF35mm F1.8 MACRO IS STM
RF50mm F1.8 STM
最後までご覧いただき有難うございます!
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カメラ | 日記
Posted at
2023/02/22 18:41:26