
ちょっと前にTVで紹介されていた四天王寺と清水寺の秘密を見ようとドライブしてきました。
四天王寺といえば聖徳太子が建てたとても古い歴史があるお寺ですが、幾度と火事などに逢い現在の建物のほとんどは近年に再建された鉄筋コンクリート製です。だから観光的に行く方はほとんどなく、大阪に住んでいて仕事で四天王寺の横をしょっちゅう通っている府民でも、観光的に四天王寺に参ったことのある方はかなり少ないような気がします。
以前から「四天王寺ワッソ」という在日韓国朝鮮人などが中心となって、古代朝鮮風のみこしが舞うお祭りが開催されていて、ここ四天王寺で開催されているものと思っていたら違っていました。現在は難波宮で開催されているとか。現在は日によって露店が多数出店され、アンティークや古本などが売られ、賑わっているようです。境内へは自由に入れますが金堂とお庭に入るのは有料でした。ただあまり説明板なども整備されておらず、中に入っても期待できないと思い入るのはやめました。
TV番組で語られた秘密というのは、
「四天王寺 金堂の基壇下には清水が湧き出している青龍池という池があり ここからこの水脈は ここより数百メートル離れた清水寺の玉出の滝につながっている」というものでした。番組ではなぜ池の上に金堂が建てられたかを、火災の際には金堂が池の中に焼け落ちることで、中の仏様が焼けることを防ぐ意味があったと説明していましたが、現地ではそういった説明などはありませんでした。
清水寺にも歩いて寄ってみました。ちょうど依然訪れた真田幸村最後の地であるといわれる安居神社の裏側に位置し、境内の周辺は少し小高い丘の上にありました。京都の清水寺を模してつくられたということで、清水の舞台と音羽の滝ならぬ玉手の滝というのがありました。こちらも観光寺院ではなく地元の小さなお寺という感じで、滝なども近年再建されたものの様でした。大阪唯一の自然の滝ということで珍しいものなのでしょうけど、井戸水か何かを人工的に組み上げて流しているように思えてしまいました。

大阪市内には寺町という地名もあって実際数多くのお寺があるのですがその多くが戦乱などで焼けて鉄筋コンクリート製のビルだったりします。お寺や神社に参ることについては熱心で信仰以外にも商売繁盛、家内安全といった御利益そのものが目当てとされているようなところもあります。だから寺社には京都や奈良のように観光的、歴史的建築などの要素があまり必須とされていないところがあるような気がします。
また四天王寺が建立された蘇我氏、物部氏が登場する頃は渡来人と渡来文化が歴史の中に濃厚で、そうしたことから関西人のDNAはそういったものを受け継いでいる文化的土地柄だと思います。ところが大阪には現代も在日の方がたくさんおられるという遠慮からか、何となく渡来文化を日本人の受け継いできたものと思ってはいけない、何か触れてはいけないようなところがあるようにも思います。
そういうややこしいところがないところが、太閤豊臣秀吉が大阪で人気がある所以かもしれません。
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Posted at 2012/04/27 11:26:03 | |
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