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2017年11月13日

珍車PART737

珍車PART737 いましたいました(^_^)v

数多い過去の日産名車群の一つ、310サニー!
未だ多くのファンがおりこのクルマも旧い割に比較的残っている部類、元々世界一の販売量を誇ったトヨタカローラの最大のライバルなんで世に出た310も数多かったながらカローラ含め大衆車と言うのはせいぜい1~2回の再販で潰されるのが殆ど、依って数が出た割には後年なかなか生き残りがいない、カローラサニー以外にも御多分に漏れませんネ=ランサーやファミリア、シビック等々あれほどゴロゴロ走っていたのに20年を超えるこれらモデルは極一握り…

しかしサニーは全てに於いてが軽快でドライブが楽しかった事が功を制し本来のターゲットであるファミリー層だけでなくスポーツ愛好家にも人気、古くからTSレースでも活躍しておりモータースポーツの素材とされてきた影響から後年~現在でも走り層に愛され止まない、そんな稀有なモデル、カローラもランサーもファミリアもモータースポーツには参戦していましたがサニーだけがその栄光を後世に伝えている、そんな感じですね!

と言う訳で今回はコレ

⇒『昭和56年(1981)4代目サニーカリフォルニア1500SGL』!!

グレードは推定、何せ310は弄られる個体が多くオリジナルを見抜くには画像少な過ぎですがこの固体は比較的オリジナリティは高いですナ、目立つカスタマイズはワタナベのAWと後付けのドアミラー(勿論オリジナルはフェンダーミラー)、少し内装に?の部分があるも全体意匠からSGLだと思いますが…

現車、310の最終型、81年にFFの次期B11になっていますのでホントの最後のFRサニー、36年の歳月は最も人気のあったクーペ、これに次ぐセダンもさすがにもう残っている個体もなくあっても値段が凄い事になっている現代、往時はそのボディから不人気だったカリフォルニア(ワゴン)ですら近年人気が出てきておりこれをベースに走り風カスタマイズするファンも多くなった気がします。

商用バンとさほど変わらぬ出で立ち、クーペ/セダンに較べ重量がある点からまだ310が多く残っていた時代ではカリフォルニアのそうした仕様は皆無でしたが310以降も延々造られ手に入り易かったB120サニトラですら現在はタマ不足&高額になっているのでFRサニーを味わう最後の砦がこのカリフォルニアって感じになってますよねー…

↓310サニー、弄り素材では王道だったカルフォルニアのベースであるセダン


310サニーカリフォルニアについては以前 『燃えろ!20世紀のガチンコライバル列伝!!!…カローラLBvsサニーカリフォルニア』 で詳細述べてますんで興味ある方はそちらを覗いてやって下さいませ(^_^)v

310サニーは77年~81年のモデルライフ、歴代サニーのファミリーカーとしての素質を継承、先代B210が日産がこの時期(73~77年)に凝っていたヘンテコなデザイン=インポブルメントの妙なスタイリングで不人気となりカローラとの人気差を決定つけてしまったのでこれのリベンジを掛け好評だった初代B10、2代目B110の精神に立ち返り軽快感溢れるクリーンなスタイリングに変貌、魔のB210の期間を払拭するに充分な魅力的車種でした。

ライバルのカローラが76年、時代の流れに於いて今で言うRVに充る単なるセダンではなくそれに遊びの要素をプラスしたスポーツワゴン的なLBをラインナップ、これに対抗したのがサニーカリフォルニア、カローラの2ドアワゴンに対しカリフォルニアは実用性にも優れる4ドアボディを採用しますがこれが逆に当時バンと混同され伸び悩んだ感もありました、多少車高が低い(事実車高はクーペ並み)のみでデザインはバンとさほど変わりませんでしたのでね、カローラLBもそれほど人気車ではなかったながらカリフォルニアよりは見かけましたし販売でもトヨタ完勝でした!

↓70年代も後半になるとクルマをレジャーシーンに置くこうした写真がカタログに多く登場してました


カリフォルニアは重量面で不利ではありましたが素性のいい310サニーには変わりなくOHVとしては驚異的にストレスなく廻るA型エンジン(A12/A13/A14/A15)、フィーリングが快感なシフトにシャープに切れるステアリング特性はセダンやクーペと変わる筈もなし、重いと言ってもそれはクーペセダンに較べてとい意味であり排ガス規制でメタメタになったカローラと較べスポーティで定評あったかつてのB110の味わいは排ガス対策以後でもしっかり受け継がれこの点がライバル陣と比較すると大きく勝る部分が310サニーの魅力でしたね、乗り較べたらどちらに魅力があるかは誰しもすぐ理解できた筈、販売ではトヨタ戦略に負けてもクルマとしての魅力は圧倒的にサニー軍配だったと思います、足回りだけが伝統的に頼りなかったのはご愛敬!?これさえ手を入れたらこんなに安く愉しく遊べるクルマも少なかったです!

さて、出品車ですね!

36年前の大衆車がこの状態で残っている、歴代オーナーさん達の努力の結晶以外何者でもなし、が総合3.5という素晴らしい評価がなされています。

↓外装評価はナシながら内装Cは年式からしたら凄い高得点!


評価のない外装はカリフォルニアのイメージ色だったレモンイエローの褪せが酷いからでしょう、しかし画像の限り大傷や大凹もなし、ALLペンで仕上げれば全然問題ないしこのままヤレた感じで乗っても味があっていいかもしれん、少なくとも現状でも貧乏臭さは皆無だと思います。

↓C評価の室内は充分に綺麗!コンソロール部が加工されている様子


1966年~2006年まで、全9代を数えたサニーの中でもB110とこのB310は稀代の名車だと個人的FR世代としては強く思いますネ、310の次世代から時代の要請もありFFに転換してからは何ら他車と変わらない平凡なファミリーカーになってしまいましたが210を除くFR世代のサニーにはそれだけにハマらない、付加価値が多分にありトヨタで言えばスターレット(KP47/61)、三菱ランサー/ギャランFTOと共に乗ればワクワクできかつリーズナブルに手にできた、そんな古き良き時代の代表作ですねー、日産も訳解らない、売れない、カッコ悪いの3ナイ運動の現行〇〇ィオとかやめて310や110のリバイバルでも出した方がよほど売れるんでねーの?と勝手ホザく元Gureでござんすwww

↓Rrビュー、どこから見てもバンですが現行ウイングロードやカローラフィルダーよりは確実に萌えますナw


現車、角目になった後期型ですが更に珍しいのは後期の後期?B11に切り替わる僅か1年前の80年、2度目のMCで排気量UPがなされ長く親しまれたA12/A14からA13/A15型エンジンに換装された最終モデル、310では販売期間が長かった前期~後期前期モデルが市場に出ていた殆どで往時ですらモデル末期の1300/1500ってかなりレア、79年にカローラがFMCされこれも好評だった70系でしたので310末期は70カローラにかなりシュアやられていましたし今も昔も希少な存在だと感じます!

↓ヤレ感あるのはカラーのみ、12万㎞走行の36年車とは思えない上物310ももうなかなか出てこないでしょう!


出品地は中京地区、落札はクーペやセダン、サニトラの高騰には及ばないながらそれでもまずますの高額落札、店頭並ぶ時はこれも確実に3桁は行くと思われます(*_*)
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Posted at 2017/11/13 21:31:33

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