住友金属工業は26日、鹿島製鉄所(茨城県鹿嶋市)内にある火力発電所の稼働を再開したと発表した。発電した電力の全量(出力47万5000キロ・ワット)を東京電力に供給する。発電規模は茨城県内の家庭用電力需要をまかなえる規模に相当する。
住金は11日の東日本巨大地震の発生後に発電所の稼働を止めた。設備の一部が損傷したが、25日夕に発電を再開し、26日未明にフル稼働を回復した。また、同製鉄所では、炉内への送風を止めて休止していた第1高炉も26日午前9時過ぎに送風を再開し、第3高炉とあわせて高炉2基ともに稼働を再開した。
この国は震災前は連携が失われたと 嘆かれていたが、どうして企業から個人レベルまで想像以上の連携で被災地の人たちに援助を行っている。正直、これは予想外のことだった。
震災復興、原子炉対策、被災者支援、何事にも驚くほどの献身的な姿勢で取り組まれている。現場は誰も自らの危険も顧みずに災害の拡大を防ごうと必死の努力を続けている。
両陛下も計画停電に合わせて電気を止めて不便な生活に耐えておられるそうだが、これも、「国民と同じ苦労を分かち合いたい」とのご意思からのことで、国家元首としてまことにご立派な姿勢でいらっしゃる。御用邸の施設を開放したり、物資も支援されたとのこと、これらも国民に勇気を与えることだろう。
中には買占めに走ったり、火事場泥棒のようなことをする不心得者もいるようだが、これは元々社会には犯罪者がいるのだから、残念だがやむを得ないことだろう。それよりも被災者の方たちも少ない物資を分け合って助け合い、略奪や争いなどはほとんど起こっていないようだ。
今回の災害は日本に計り知れない損害をもたらしたが、また、この国がなかなか力を秘めた秩序ある民主主義国家で、国民も相互扶助の精神に溢れた勇気ある優しい民族であることを全世界に示すことが出来たのはせめてもの救いだったのかも知れない。
この国は幾度となく、国家の存亡をかけた国難を乗り切ってきた。だから今回の災害も必ず乗り越えて復興するだろう。被災者の方々の生活が再建されるには少し時間がかかるかもしれないが、それも必ず成し遂げられるだろう。
その中でただ一つ、何をしているのか顔が見えないのはバ菅内閣だが、これも想定の範囲でやむを得ないことだろう。
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2011/03/27 13:30:09