
防衛省は5日、航空自衛隊のF4戦闘機の後継となる次期主力戦闘機(FX)の機種選定に関し、レーダーに探知されにくいステルス性など具体的な評価基準に基づき、国が開発企業に提案を求める提案希望書(RFP)を決定した。震災で延期された各社への説明会は13日に開く。年内にも機種を決定し、今後5年間で12機、最終的に約40機を調達する方針。
現在有力なのは▽米国、英国などのF35▽英国、ドイツなどのユーロファイター▽米国のFA18E/F。防衛省は1日に策定した性能、経費、国内企業の参画状況などを記した評価基準書を基に、各社の提案書を3段階で評価する。
何時までも見えてこない航空自衛隊の次期主力戦闘機だが、FA-18が有力という説がある。海上自衛隊は中国の軍拡に対抗するために24DDHを一回り大型にして電磁カタパルトを装備した中型空母2隻を建造し、その艦載機としてFA-18を使用したいという意向があるというのだが、・・・。
もちろん、完全に固定的な艦載機とするのではなく、有事に洋上移動基地として活用するのだろうが、F-35Bの先行きが見通せないことを考えるとあり得ない話ではないだろう。
松島基地で津波にやられたF-2Bについては、補正予算で分解検査費用約350億が計上されているという。海水に浸かってもう全くダメというのであればこれほどの大きな予算は付けないだろうから、おそらく再生に向けた予算取りだろう。18機のうち被害の軽い分だけでも再生するのだろうか。何しろ高い買い物で、しかも貴重な戦力の一端なので何とか出来るだけ再生して欲しいものだが、・・・。
ちょっと話が外れたが、次期戦闘機については、どうもFA-18になりそうに思うがどうだろう。F-4改はもうそう長くはは持たない。津波でF-2Bがやられた。戦闘機戦力は限界ギリギリだろう。F-35が出来上がって日本に回ってくるまでは待てない。とにかく穴を埋めないといけない。震災で散々助けてもらった米国の顔を立てないわけにもいかない。将来、国産空母を保有した時に艦載機として使える機体が欲しい。複座でF-2Bの穴埋めが出来るのが都合が良い。
こんな条件をすべて満たすのはFA-18しかあり得ないのでこれで決まりかもしれない。次々期戦闘機はATD-Xの出来具合を見ながら考えよう。こんなところがなかなかいい落としどころではないだろうか。前回のFS-X候補に上がりながら開発費が高価なわりに性能が見合わないと言われて脱落したF-18がここで復活してくるのもなかなか面白いめぐり合わせかも知れない。
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2011/04/16 21:05:11