北朝鮮の「衛星」と称する長距離弾道ミサイルの発射に備え、迎撃用の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)が5日、石垣島(沖縄県石垣市)に到着した。PAC3はトラックで島内を輸送され、埋め立て地に設置。沖縄本島と宮古島を含め、これで飛行ルートに近い沖縄方面への主要部隊の展開が完了した。PAC3は今後、市ケ谷基地(東京都)など首都圏3カ所にも設置される。
北朝鮮が衛星と称して12~16日に打ち上げを予告しているミサイル発射に備え、7日未明から、首都圏でも迎撃ミサイル「PAC3」の配備が行われている。
PAC3の展開は、政府の破壊措置命令を受けたもので、ミサイルやその破片が日本に落下する場合は、自衛隊の判断で打ち落とすことができる。首都圏には、東京・市ヶ谷にある防衛省のグラウンドや千葉・習志野駐屯地など3か所にPAC3が配備される。
PAC3は既にミサイルの上空通過が予想される沖縄本島や沖縄の宮古島と石垣島への配備が完了しており、日本海や東シナ海に展開するイージス艦3隻とともにミサイルに対応する。
北朝鮮の「人工衛星」と称する長距離弾道ミサイル発射実験に備え、迎撃ミサイルを搭載した海上自衛隊のイージス艦計3隻が7日午前、佐世保(長崎県)と舞鶴(京都府)両基地から東シナ海と日本海に向けて出港した。
地対空誘導弾パトリオット(PAC3)も同日未明、首都圏3カ所に配置され、政府の破壊措置命令を受けた自衛隊の展開が完了。部隊は訓練などを行い迎撃態勢を整える。
佐世保基地では午前8時ごろから、イージス艦の「きりしま」と「ちょうかい」が護衛艦2隻とともに出港。4隻はミサイルの飛行コースに近い東シナ海に展開するとみられる。ほぼ同時刻に「みょうこう」も舞鶴基地から日本海へ向かった。
これだけの戦力を短期間で広い地域に展開できる能力と言うのはなかなか大したものだと思う。実戦力もさることながら即応力、輸送力、兵站能力、どれが欠けてもこうした緊急展開はできないだろう。自衛隊、ずい分と力をつけてきたものだと思う。これだけの緊急展開能力を有している軍隊と言うのはそうざらにはないだろう。これが尖閣を狙うお隣の大国に対する示威になればいいのだが、・・・。
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2012/04/07 11:30:30