2013年06月30日
胸がときめいたトヨタの車たち
車に関心を持つようになってときめいた車と言うと、初代のソアラ、これが一番だろう。当時は2Lターボで145馬力、DOHCで120馬力程度の時代に、2.8LのDOHCで170馬力、しかも車体は優美で先進的なクーペタイプ、当時先進のエレクトロニクス満載で夢のような車だった。こんな車が日本で出来るのかとさえ思ったくらいだった。
そしてもう1台は初代のヴィッツ、これも何ともかわいらしくおしゃれな車で日本の車作りも変わるのではないかという予感がした。もっともその頃この車はヨーロッパで販売することを目的としていたのでヤリスと言っていたが、・・。それにしてもコンパクトで内装もなかなかおしゃれで面白い車だと思った。
さらにこの頃、この車のプラットホームを使っていろいろな車を世に送り出していた。ファンカーゴ、Bb、イスト、ポルテ、そしてWILLシリーズとわがサイファ、何ともトヨタらしくないデザインも面白かった。この時期、トヨタには何ともトヨタらしくない遊び心があったように思う。これらの後継車種はどれも当たり前も車になってしまったが、・・・。ただ、これらの車もやはりまじめなトヨタらしく実用性がそこここに顔を出していた。特にサイファなどはあんなへんてこな車を作ったのだからもっと割り切った遊び心があっても良かったように思うが、・・・。
流面形セリカもなかなか面白そうな車だった。特にGT4は、「これ、乗ってみたいな」と触手が動いた車だった。雪道を豪快に走りまわるCMもなかなか面白かった。
プリウスも印象深い車だったが、これはデザインや走行性能と言うよりもとんでもない技術を世に出したことで印象深かった。本来、コンセプトカーだったものを21世紀までに世に出すと言う方針で突貫工事のように開発したらしい。車が数センチでも動けば拍手喝さいだったと言う。
最後は何と言ってもLF-A、これもかなりときめいてどんな車になるかとずい分と雑誌やネットで追いかけたものだった。LF-Aはリーマンショックなどで計画がしぼんでしまったが、それでもあの手の車を世に出したことは称賛に値する。
トヨタと言えば昔から80点主義などと悪口を言われ、実際に乗っていると、「この車は少数の車好きよりも車を生活の道具と考える大多数の人たちのために作った車」という印象が強いものが多かった。今迄に乗った車の中で一男尖っていたのはビスタ5ドアハッチバックVS Twincamで何ともじゃじゃ馬で扱い難かったが、アクセルを踏み込めば胸のすくような加速だった(あくまでも当時としてはの話だが、・・。)。最も安定していたのはビスタαx4WDでこれは雨でも雪道でも砂地でもどこでも安定して良く走った。
車作り優等生のトヨタだが、どうも今一つ面白味にかける車が多い。今は車は何よりも実用性と言うことでデザインや走行性能はそっちのけで燃費性能や走るプレハブ物置のような車が多いが、遊び心のある楽しい車もあって良いと思う。これからもぜひ頑張って楽しい遊び心のある車を世に出して欲しい。
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Posted at
2013/06/30 22:49:18
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