小野寺五典防衛相は16日、長崎県対馬市を訪れ、海上自衛隊対馬防備隊本部を視察した。同本部周辺の土地を、外国人や外国資本が購入し、国会で問題視された。小野寺氏は「どのように使われるか把握できないので、しっかりと警戒しなければいけない」と述べる一方、法規制などの対応については「政府全体で考えていくことだ」と慎重に検討する姿勢を示した。
対馬は韓国から約50キロしか離れていない「国境離島」で、同国から年間15万人以上の観光客が訪れている。同本部の周辺では、韓国在住者や韓国資本がリゾート開発目的で土地を取得するケースが増えており、一部議員から安全保障上の懸念があると指摘されている。安倍晋三首相も先月の衆院予算委で、「防衛施設周辺における外国人や外国資本の土地取得は、安全保障にかかわる重要な問題だ」と答弁した。
ただ、日本は世界貿易機関(WTO)の協定により、国籍による土地購入規制を設けることができない。憲法が定める財産権に抵触する恐れもあるため、外国人や外国資本による土地取得を制限するのは難しいのが実情だ。また、仮に一定の制限をかけた場合でも、日本人が代理で取得すれば止めるのは困難とされる。
施設北側にある韓国人向けのリゾート施設はこの日、小野寺氏の立ち入りを積極的に受け入れており、対馬に関しては「今すぐに警戒感を持つということではない」(小野寺氏)のも事実。政府関係者は「法規制のハードルはものすごく高い。現時点では、可能な範囲で警戒を続けていくというのが現実的だ」と指摘した。
こう言うのはいかんなあ、国境の島で領土問題でもめる国が軍事施設の周辺の土地を購入するのは。軍事施設の周辺だけでも何とかならないものかねえ。今は特に問題はないとは言ってもこの先どうなるか分からんしなあ。なぜ軍事施設の隣の土地を買うかと言うことを考えないとなあ。こと防衛に関しては日本はややこしい困った国だ。もっとも防衛だけではないかもしれないが、・・・。
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2013/11/16 22:41:55