時事通信社が14日実施した衆院選の出口調査によると、前回2012年の選挙で躍進した「第三極」が無党派層の支持を失い、代わりに共産党が一定程度、無党派層の受け皿となったことが分かった。
無党派層の比例代表での投票先を見ると、前回選挙で旧日本維新の会(24.1%)、旧みんなの党(12.8%)などの第三極が44.2%を占めた。しかし、今回は旧日本維新の会から分裂した維新の党と次世代の党がそれぞれ22.3%、3.8%と振るわず、生活の党を加えた第三極の合計は28.6%。無党派層の離反がデータでも裏付けられた形だ。
一方、前回5.5%だった共産党は今回13.9%で約2.5倍の大幅増となった。選挙戦を通じて「自共対決」を訴えた戦略が功を奏したとみられ、無党派層の支持をある程度取り込んだ。
民主党は大敗した前回の16.3%から3.9ポイント増の20.2%。前回より増加したものの、政権を奪取した前々回の54.0パーセントには遠く及ばず、無党派層の支持を受け止め切れなかった。
自民、公明両党はそれぞれ23.0%、6.8%。自民党は前回比2.3ポイント増、公明党は同0.5ポイント増だった。
総選挙は、現政権を司る自公圧勝で終わりそうだが、現実に政権を担当できる政党が自公連合しかないという現実の前にはこの結果は当然だろう。まあ、民主党の中でまともなのは野田氏、そして引退してしまったが、仙谷氏辺りだろう。海江田氏は選挙区で落選してしまったが、この人は経済評論家が一番似合っていた人で、ドロドロした政治向きではない。バ菅も落選したようだが、2度も落選するようではもう引退だろう。こんなおバカは政界から抹殺した方が良い。
もしも本当に2大政党制を目指すなら民主党は一度解体して現実的な政策を推すグループが他の政党と一緒に新しい政党を結成して出直すべきだろう。日本人は大きな変化を嫌い、強いリーダーを求める。政権交代と言ってもどこに行ってしまうか分からないような状態では支持は得られない。「2番じゃあどうしていけないんですか」なんて脳天気なことを言っているようなおバカはみんな切って根本的に体制を組み直して出直すべきだろう。
共産党が躍進したのは、現政権を支持するのはどうしても嫌だが、変化も好まない。現実に最も影響のなさそうな政党ということで対極の共産党へと言うことなんだろう。
これで当分の間は現体制が続くだろうが、何よりも経済の安定と財政健全化が急務だろう。次の1年でその足掛かりができないと次の選挙はどうなるか分からないだろう。まあ数におごらずに謙虚な政治を確実に推し進めて行ってもらいたい。
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Posted at
2014/12/14 23:44:27