2015年09月18日
大型二輪に乗ろう(三ない運動、今は・・・。)
以前、三ない運動と言うのがあった。全国の高校で、「免許を取らせない」「買わせない」「運転させない」と言うものでもうなくなったのかと思ったら「バイクの系譜」の記事によると未だにあるそうだ。
なぜこんなことをするかというと、「バイクは危ないから」だそうだ。確かにバイクは速度は出るが、二輪で自立できず不安定、乗る者はむき出しで危ないと言えば危ない。そう言えば実父も、「バイクに乗ったら勘当だ」と物騒なことを言っていた。これは暴走族などの影響もあるのだろうが、実際にバイクは危ない乗り物だろうか。
大型二輪免許を取ってもう1万5千キロほども走っているが、特にバイクが他の乗り物に比べて危ないと思ったことはない。速度を控える、四輪の間をすり抜けしない、コーナリングはしっかり速度を落とす、ヘルメットのほかにプロテクターを着用する、これだけのことをすればバイクはそれほど危険な乗り物ではないと思う。
バイクの事故は単独事故が最も多いと言う。要するに無茶をして自爆と言うパターンだろう。それはあの圧倒的な加速は癖になるだろう。出せば出るのだから出してみたいと言う誘惑に駆られるかもしれない。コーナーを高速で抜けるスリルと快感はやってみた者でないと分からない。でもせっかく取った免許証や自分の身の安全と引き換えにするほどのものだろうか。答えは、「ノー」でしょう。
速度やコーナリングのスリルを楽しみたければサーキットに行けばいい。公道よりもはるかに安全に高速を楽しめるだろう。
バイクのタイヤの断面はどうして円形でどの程度の接地面積があるのか、バイクの運動性はどの程度で、無理な加速やコーナリングをするとどうなるのか、若い人たちにはきちんとバイクの特性や安全な走行について教育してやればいい。プロテクターがどのくらい効果があるのかそう言うこともぜひ教えてやって安全で楽しいバイクとの付き合い方を教えてやればいいと思う。
二輪コース修了者に卒業証明書を渡す時にはバイク素人にもかかわらずそんな話をしているのだが、本田宗一郎さんも、高校生からバイクを取り上げるのではなくバイクに乗る際のルールや危険性を教えてやるのが学校教育ではないかと言っていたそうです。まあ何をしても無茶をする者もいるが、しっかりと教えてやればバイクを安全に楽しめるものが増えるのではないだろうか。
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バイク | 日記
Posted at
2015/09/18 20:14:32
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