2015年09月23日
大型二輪に乗ろう(あっちを立てればこっちが立たずの排ガス規制)
VWが排ガス規制をクリアするためにECUのソフトを不正操作したと問題になっているが、バイクの排ガス規制は、1998年が最初で、これで2サイクルが絶滅、次が2006年で、これは98年規制から有害物質を7、8割も削減しろとの厳しいお達し、これでキャブ車が絶滅、そう言えばホンダのスーパーカブもFIになっているようだ。
その後、2012年既成ではHC以外は若干緩和されたが、次の関門、2016年、2020年の2段階規制(EURO6排ガス規制)では2012年規制のまたまた7、8割も有害物質を削減しろとのこと。これでディーゼルは全滅、これに焦ってVWは不正操作をしたのかも、・・・。
トヨタなども軒並みディーゼルの開発を諦めたが、マツダだけが、SKYACTIVE-Dというディーゼルを作ってこの規制をクリアしているとか、・・・。このレベルになると、「排ガスを吸ったほうが、普通の空気を吸うよりもきれいじゃないか(バイクの系譜)」と言うほどだそうだ。
バイクの排ガス浄化はFIと触媒で行なっているそうだが、触媒もプラチナやロジウムと言ったレアメタルやレアアースを使うのでそれが価格に跳ね返って高価になるようだ。四輪と違って桁違いに生産数の少ないバイクのこと、早々開発費に金をかけることも出来ず、やり繰りは大変だろう。
排ガスではないが、ホンダのNC系のバイクでは低燃費エンジンを開発しようとしたが、バイクの燃費を云々する者もなく、開発費もないで、フィットの開発チームに知恵を借りてエンジンを設計したらしい。だからNC系のエンジンはフィットのエンジンを半分に切ったものを使っていると言ううわさが出たが、実際に半分に切ったわけではないが、設計自体をフィットのエンジンから流用したそうなのでそんな話になったのだろう。
最近のホンダのバイクはスペックよりも使い勝手のいい乗り手に優しいバイクが増えているが、バイクはスペックではなく基本性能というのがホンダのポリシーのようだ。ちょっと話が脱線したが、四輪もバイクも排ガス規制や騒音規制など厳しい規制が続くようだ。あっちを立てえればこっちが立たずの繰り返しで排ガス規制や騒音規制はバイクにとって難関のようだが、知恵を絞って楽しいバイクを世に出してくれるといいと思う。
ブログ一覧 |
バイク | 日記
Posted at
2015/09/23 15:42:25
今、あなたにおすすめ