2015年10月29日
口だけ強気の中国と何だかんだで引き気味の米国の対決
米海軍のイージス駆逐艦が南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島で中国が埋め立てた人工島から12カイリ(約22キロ)の海域内を航行したことについて、中国外務省の陸慷(りくこう)報道局長は28日の定例会見で、「国連海洋法条約などの国際法と中国の関連する法律に違反した」と改めて批判した。米国は作戦の「中立性」を強調しているが、中国は主張を受け入れない構えを鮮明にしている。
ロイター通信によると、イージス駆逐艦「ラッセン」はベトナムやフィリピンが領有権を主張する岩礁の12カイリ内にも進入しており、特定の国に肩入れしない「中立性」を強調する行動とみられている。これに対し、陸局長は「自らの行動を米国がどう説明しようと、それは彼らの事情だ」と米国の説明を突っぱねた。
陸局長は、今回の作戦が国際法などにどう違反するかについては言及しなかった。国連海洋法条約では、他国の領海内でも安全を害さない「無害通航」であれば軍艦を含む艦船の航行を認めている。しかし、中国が1992年に制定した領海法では、他国の軍艦が領海内を航行する場合には中国側の許可を得るよう義務づけている。また、中国は南シナ海のほぼ全域を9本の破線で囲った「九段線」の範囲内に主権と権益が及ぶと主張している。陸局長の発言は、こうした立場に基づいたものとみられる。
ロイター通信によると、米国防総省当局者は、ラッセンが作戦に先立ち数週間にわたって中国艦船から追跡されていたことを明らかにした。一方で別の同省当局者は、ラッセンが人工島の一つのスービ(中国名・渚碧)礁付近に近づく際、無線で中国艦船と交信していたと説明している。人工島の12カイリ以内に入った後も、中国艦船は極度に接近して追跡するような行動を取らなかったという。
北京の外交当局者によると、米国のハリス太平洋軍司令官が11月2日から5日まで訪中し、中国軍幹部と会談するという。訪中は米艦船の進入前から計画されており、米中の軍幹部が軍事交流や南シナ海情勢で意見を交換する見通しだ。
国際法は、それを批准した場合は、それを遵守する義務を負う。中国が領海内の無害通航を認めた国連海洋法条約を批准しているならそれに反する国内法を制定するのは条約違反だろう。大体、満潮時には水没してしまう暗礁を埋め立てて、「オレの領土だ」と叫ぶのは論外だろう。じゃあ、沖ノ鳥島とどう違うのかって?沖ノ鳥島は周りをコンクリートで囲っただけで埋め立てたわけじゃない。それに満潮時も海綿状に露出しているだろう。しかし、中国も国内世論の沸騰を押さえるのに躍起のようだ。今、米国と戦っても中国に勝ちの目はない。また、米国も必要以上に中国を刺激して武力衝突という事態は避けたいようだ。中国がもっとも怖いのは世論の沸騰とともに現場の独断専行による偶発的な武力衝突だろう。これは帝国陸軍とよく似ている。まあ、双方が武力による決着を望まないのであればいずれは大国の理論による話し合いで決着するのだろうが、人口島は残るだろうし、将来それがものを言う時が来るだろう。やはり中国経済に崩壊してもらうのが一番良いのかもしれない。
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2015/10/29 11:07:13
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