2016年01月23日
大型二輪に乗ろう(何が人をバイクに惹きつけるのか)
これまではほとんど四輪で、二輪には大昔に仕事と足代わりのCM125Tに少しばかり乗っただけでほとんど縁がない生活を送ってきたのに、ここに来て二輪にはまった。何故だろうと思うことがある。
以前の職場で大型二輪に乗っている人が少なからずいたが、「こんなでかいバイクに乗るんだ」と言う程度で自分が乗ろうとは思わなかった。まあ、見れば、「へえ、・・」とは思ったが、二種原しか乗ったことがない人間には大型二輪の一発試験の難しさのイメージとともに特殊な乗り物にしか見えなかった。まさか自分が乗るようになるとは夢にも思わなかった。
3年前に教習所の人と知り合ってお世辞半分に、「二輪の免許って取れますか」と聞いたら、「ああ、簡単に取れるから来れば。話しておくから」と言われて、当時は仕事が忙しかったのだが、『仕事が終わった後と休日を使えば何とかなるか』と教習所に通い始めたのが、自転車二輪ではなく、本格的な二輪とのお付き合いの始まりだった。
二輪の魅力、圧倒的な加速感、開放感、いろいろあるだろうが、やはり何よりも楽しいのは、自分で操っていると言う実感が強いことだろうか。四輪はステアリング、シフトレバーとペダル類を操作して車を動かす。身体を使うと言っても手足だけで本体はシートに鎮座している。しかし、二輪は自分の身体を目一杯使って二輪と一体になって操る、その操っている感が楽しいのだと思う。
自分自身がバイクと一体になるので機械に対する愛着、あるいは親近感と言うものが強くなるのだろう。極端なことを言えば小さな家を動かしているような四輪と違ってバイクと一緒に風に吹かれ、雨に打たれ、日に照らされていやが上にもバイクとの一体感は強まる。
「どこまでもお前と一緒だ。頼むぞ」
命を預けているのだから、その意味では恋人どころか、夫婦以上かもしれない。今時の夫婦などと言うのは、「隙あれば、・・。いない方がいい。金だけ持ってきて」なんてのも多いので、まさに命を預けて、しかも適切に扱ってやれば自分の意思どおりに忠実に動いてくれるバイクと言う機械は好きな者には自分の分身とも言うほどのものかもしれない。
でも、その操っている感が強いと言うのはゆとり世代で何でも他人任せの若い子たちには肌が合わないかも知れない。だからバイクに惹かれて教習所に来るのは中高年が多いのか、・・・。
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バイク | 日記
Posted at
2016/01/23 16:46:31
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