2016年01月29日
甘利大臣、辞任。野党は徹底追及へ、・・。
安倍内閣の最重要閣僚の一人だった甘利明・前経済再生相が違法献金疑惑の責任をとって辞任したことで、安倍首相は新体制で政権の立て直しを急ぐ考えだ。
新たに就任した石原経済再生相は29日午前、閣議後の記者会見で「経済の好循環でアベノミクスを完遂する」と決意を述べた。与党は2016年度予算案の早期実質審議入りを目指すが、野党側は反発を強めている。
石原氏は閣議前、甘利氏の定席だった首相の右隣で写真撮影に臨んだが、首相と共に厳しい表情を崩さなかった。首相は閣議後の閣僚懇談会で甘利氏の功績をねぎらい、「甘利氏の『国会の停滞は許されない』という辞意を受け止めた」と説明したという。
閣議では首相不在時の臨時代理順位について、従来4位の石破地方創生相を3位に繰り上げ、石原氏を4位とすることを決めた。
29日午前の閣議後記者会見では、菅官房長官が「与党と連携しながら、国会審議に支障を来さないように努力していきたい」と強調。麻生副総理・財務相も「16年度予算を年度内に成立させるよう内閣を挙げて頑張っていかなければいけない」と語った。自民党の谷垣幹事長は党役員連絡会で「経済対策や環太平洋経済連携協定(TPP)対応などに、脇を締めて全力を挙げてやってほしい」と政府に注文した上で、「結束してこの状況を乗り越えていきたい」と語った。同党の佐藤勉国会対策委員長は党の会合で若手議員らに「発言には気を付けてほしい」と指示した。
与党側は、甘利氏の交代で16年度予算案の実質審議入りの環境が整ったとして、週明けにも全閣僚出席の基本的質疑を開きたい考えだ。これに対し、野党側は「辞任は疑惑の幕引きにはならない」と反発し、甘利氏が行った衆参両院での経済演説のやり直しなどを求めている。民主、共産、維新の国対委員長らは29日午前に国会内で会談し、当面、予算審議に応じない方針を確認した。与野党は2月1日に幹事長・書記局長会談を開催し、今後の対応を協議する。
甘利氏は事実関係を検証しながら法に触れるのか触れないのか、手持ちの資料とつき合わせてどう答弁すれば良いのか、弁護士を交えてその辺りの詰めをしていたのだろう。結果として、斡旋があったのか、現時点では不明だが、金銭を受け取って一部は政治資金として処理していないなどの違法な部分が出てくれば、早期に辞任した方が政権にとっても、自分にとっても得策と言うことになったのだろう。
野党は徹底追及などというが、それはそれでやってもかまわないが、国会の予算審議などの一般審議を人質にしないで特別委員会などを設置してやればいい。政治と金の問題は何時まで経っても尽きることがないが、もう少し何とかならんものか。この問題も甘利氏の早期辞任と首相が任命責任を認めて謝罪していることから収束へと向かうのだろう。後は渡した側も含めて、地検特捜など司法の手に委ねる方がいいだろう。民主党などこの時とばかり意気込んでやっているとどこでまたブーメランを食らうか分からんからなあ。どうせ議員など誰も似たようなことをしているんだろうし、・・・。
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Posted at
2016/01/29 17:11:02
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