法廷で手錠・腰縄姿を見られるのは苦痛として、刑事裁判の被告人が国に賠償を求めるケースが起きている。逃走などを防ぐための通例だが、開廷中は縄を外し解錠するよう法律で定められている。市民が参加する裁判員裁判では、先入観を持たないように手錠・腰縄姿を見せない運用もしている。入廷時の取り扱いについて、司法の場で議論が広がりつつある。
■被告「尊厳が傷ついた」
「裁判が始まる前から罪人という印象を与える」「市中引き回しに等しく、尊厳が深く傷ついた」
覚醒剤使用の罪に問われ、無罪を主張する50代の男性被告は今年3月、国に10万円の慰謝料を求める訴訟を京都地裁に起こした。入退廷時に裁判官と刑務官が手錠・腰縄姿を見られないようにする配慮を怠った、と主張している。
弁護人の鄭文哲(チョンムンチョル)弁護士によると、提訴に先立ち裁判官に「せめて法廷内のついたての中で解錠してほしい」と求めたが、「裁判官は外見で有罪の偏見を抱くことはない」などと拒まれた。そのため「必要以上の精神的苦痛を与えている、と知ってほしい」と民事裁判で闘うことにしたという。
大阪地裁では、同様の理由で法廷への不出頭に踏み切った事例もある。公務執行妨害罪などに問われ、無罪を訴える男性被告(43)は「裁判官に『犯人』と思われてしまう」と入廷前の解錠を要請。拒まれると、2014年2月から5回にわたり出廷を拒否。裁判所の出廷命令に応じる義務がある弁護人も同調し、過料3万円の制裁が科されて最高裁で確定した。
手錠、腰縄で法廷に入るのは尊厳が深く傷つくと言うなら悪いことをするのを止めろ。そうすれば手錠や腰縄をされることはない。大体、裁判が始まる前から罪人と言うが、それは間違いないだろう。日本に検察は有罪率99%以上と言うが、それは証拠が揃って無罪になる可能性のないものしか起訴しないからだ。だから起訴されて法廷に出るのは間違いなく犯罪者だ。それにそういう余計なことをするから逮捕、勾留には莫大な経費が掛かるがこれはすべて税金だ。勾留施設は1年365日冷暖房完備、3食も支給されるし、洗濯などもすべて看守がやってくれる。しかもこの手の連中は逮捕されると無暗と医者にかかることばかり要求する。あっちが痛いの、こっちが痛いの、歯医者だの、眠れないだの、その金はすべて公費でしかも保険適用などないのですべて実費だ。ぼろぼろの虫歯だったのが勾留中にきれいになって拘置所に行く。拘置所や刑務所で歯が痛いと言うとすべて抜かれてしまうのでそれまでに治しておくんだそうだ。莫大な医療費に予算担当者は泣いているが、言われれば連れて行かないわけにはいかない。裁判は、「事実の認定は証拠による。そして証拠の証明力は裁判官の自由な裁量による」と刑事訴訟法で定められているので被告人が手錠、腰縄だろうと首輪だろうと唐丸駕籠に乗って出てこようと関係ない。それを手錠腰縄は嫌だとか文句を言って出廷しないから弁護士を含めて最高裁で有罪になる。思い知ったか。実際にすきを見て逃げたのもいるが、それを捕まえるのに大変な手がかかる。それも税金だ。それでも手錠・腰縄を外してやりなさいと言うか。
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2016/10/02 19:35:23