2016年11月16日
大型二輪に乗ろう(タンデム、その悲惨な現実、・・。)
バイクに乗っていると、「乗せてくれ」と言うのがいる。乗せてくれと言うので仕方なく後ろに乗せてその辺をくるっと回ってやる。そうすると大体は、「もうたくさんだ」と言う顔をしている。自分から志願して乗せてもらってたくさんだとは失礼な奴らだとは思う。
しかし、それもやむを得ないかもしれない。二種原付以上のバイクは原則2人乗りだが、他人を乗せると言うのは四輪とは大きく異なる。四輪の場合、同乗者がいてもその特性が大きく変わると言うことはない。定員一杯まで乗せると若干、出足が悪くなったり、リアが沈んで何となく重いなと言う程度だろう。
ところがバイクの場合は同乗者を乗せるとこれが同じ乗り物かと言うくらいその特性が変わってしまう。まず同乗者が乗る位置はライダーよりもかなり高いのでただでさえ高い重心がさらに上がる。しかもバイクに乗ったことのない者は加減速のたびにメットをガンガンぶつけてくる。コーナリングも体重移動など分からないのでバイクが思うように曲がらなかったり曲がりすぎたり危なっかしいことおびただしい。
後ろから押されるので乗車位置も前に出てしまって乗りにくいこと甚だしい。そしてブレーキが効かない。何時ものつもりでブレーキをかけるとなかなか止まらない。そこでちょっと強めにかけるとカックンブレーキになってしまう。
大体、SSの同乗席など、「こんなところに人が乗れるのか」と言う程度のものであんなもの絶対に乗りたくない。CB1300にしてもSSよりはかなり条件がよさそうだが、それでも敢えてやむを得ない事情でもなければバイクの後席には乗りたいとは思わない。一部のアメリカンの同乗席も、「こんなところに乗せられたら後ろに滑り落ちてしまうだろう」と言うようなシートがついている。
これならと思うのはGWやHD、BMWなどのツアラーの豪華な同乗者席だろうか。それでもバイクには同乗するものではないと思う。後席なんか乗った日には前後左右に揺さぶられるし、けつは痛くなるし、急加速や急制動では大きく前後に揺さぶられて間が悪ければ落っこちそうになる。飲み食いやたばこなど以ての外(できるものならやってみろ)雨風外気温には容赦なく攻め立てられる。そうしてみるとバイクに乗りたきゃ、やっぱり自分で免許を取って乗るものだろう。
ブログ一覧 |
バイク | 日記
Posted at
2016/11/16 16:33:00
今、あなたにおすすめ