【AFP=時事】(更新)20日、米国の第45代大統領に就任したドナルド・トランプ(Donald Trump)氏(70)は、就任宣誓直後の演説で、今後の米国の政策は全て米国を最優先したものになると宣言し、強硬な国家主義的姿勢を明確に打ち出した。
米首都ワシントン(Washington D.C.)の国立公園ナショナル・モール(National Mall)に集まった数十万人の観衆を前に、「われわれは共に、今後何年にもわたり、米国そして世界の道筋を決定していく」と表明。「この日からは、新たな未来像がこの国を統治する。この日からは、米国第一のみになる」と述べた。
また、「過激なイスラムテロリズム」の撲滅を宣言する一方で、米社会の分断は「国家に対する誇り」をもって埋められるだろうとの見解を表明。
「今日、われわれは単に政権から政権に権力を移譲するわけではない。われわれは、ワシントンから人民へと権力を戻すのだ」と述べた。
最後に「われわれは共に、米国を再び強くする。米国を再び裕福にする。米国に誇りを取り戻す。米国を再び安全にする。そして、そう、われわれは共に、米国を再び偉大にする」と締めくくった。
トランプ政権が発足した。これまで米国は良くも悪くも自由主義陣営のスタンダードでありまた規範だった。歴代の大統領も具体的な政策の違いはあれ、米国が世界の規範であることに意を用い力を注ぎ込んできた。しかし、トランプおじさんは、「世界なんて知ったことじゃない。アメリカが良ければそれでいいんだ」と言い放った。トランプおじさんの過激な言動は選挙対策用で大統領になれば変わると言う希望的観測は木っ端微塵に撃ち砕かれた。トランプおじさんの政策がどの程度実現するかは未知数だが、日本も相当タフな対応を迫られるだろう。70年前、太平洋を挟んで激闘を繰り広げた日本と米国だが、その後、日米同盟は世界で最も強固で信頼性の高い同盟関係にまで発展した。しかし、それが未来永劫続くわけではない。日本も今後は軸足を移すと言う選択も踏まえてトランプおじさんとしなやかで強かな交渉を続けて行かないといけない。しかし、トランプおじさんて品がねえなあ。なんだか一代で成り上がった個人商店の放蕩頑固おやじのようで、・・。
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2017/01/21 10:15:18