内閣府は11日、オレオレ詐欺などの「特殊詐欺」に関する初の世論調査を発表した。高齢になるほど「自分はだまされない」と考える傾向が強く、認識の甘さが被害を生む要因につながっている実態が浮かび上がった。
調査は、警察庁の要請を受けた内閣府が1月12~22日に実施した。対象は全国の18以上の男女で面接で行った。1878人から有効回答を得た。
結果によると、「自分は被害にあわないと思う」と答えた人は39.6%だった。年齢層別では、18~29歳の若年層が28.2%、30代が27.0%、40代が34.7%と30%台にとどまった。これに対し、60代では42.9%、70歳以上は50.7%と、高齢になるにつれて高くなる結果となった。
また、被害にあわないと思う理由について「だまされない自信があるから」と答えたのは、50代以下の世代は40%台だったのに対し、60代以上の世代は50%を超えた。反対に「いつも誰かに相談するようにしているから」との答えは、高齢世代になるにつれて低い傾向が出た。
高齢世代ほど防犯対策が手薄な状態にあるとの結果も明らかになった。「非通知電話の拒否設定」や「ATM利用限度額の引き下げ」などの防犯対策を一切行っていない世代は、70代以上が23.9%で最も高かった。
一方、警察庁が2月2日に発表した調査では、昨年1年間の特殊詐欺認知件数は1万4151件だったが、このうち65歳以上の高齢者の被害件数が1万1041件で、全体の78%を占めた。高齢者被害の件数は前年から400件増えていることも明らかになった。
警察庁生活安全企画課の高須一弘課長は世論調査の結果について「これまで詐欺被害にあっていないという経験から、年齢を重ねるごとにより強く被害にあわないと思っているのかもしれない。そこに付け入って詐欺が行われているのではないか」と指摘。今後の広報や啓発活動に力を入れていく考えを示した。
投資詐欺ならまだしもオレオレ詐欺に引っかかる理由が分からない。会社の金を使い込んだからと言っても今時現金管理している会社などあり得ないだろうし、使い込んだ金は口座に証跡が残るから後から弁済として金を入れても監査で引っかかる。それに金を戻しても被害を弁済しただけで業務上横領と言う犯罪行為が消えるわけではない。男女トラブルも弁護士でも立ててじっくり話し合えばいいことだし、今、いくら払わないとどうこうなどと言うことは世の中にはそうそうはない。還付金詐欺もATMをどう操作しても他人から口座に金が振り込まれることはない。ATMは"Automatic teller machine"と言うが、"teller"と言うのは窓口で金を払いだす人を言う。札を数えることを英語で、"tell"と言うそうなので札を数える人を"teller"と言うそうだ。だからATMは「現金自動支払機」で口座から金を払い出す機械、ただし例外的に口座名義人は自分の口座に金を振り込むことはできる。いずれにしても不審なことや突発事件があったら自分で事実を確認するか警察に相談を、・・。先日、車の代金をディーラーの口座に振り込もうとしたら軍港の窓口で「車を買ったと言う証明を見せろ」と言う。「そんなものない。いいから振り込め」と言うと「規則だから、・・」とぐずぐず言う。面倒くさいことおびただしい。「じゃあこのディーラーに連絡して聞け」と言ったら「分かりました」と言って金を振り込んだ。なんだかお互いにずい分と余分な手間をかけている気がした。「金を融通してくれ」という電話があったら電話の相手方以外の第三者にぜひ確認を、・・。
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2017/03/12 13:12:58