防衛省は3日、沖縄県の宮古島(宮古島市)への陸上自衛隊警備部隊・ミサイル部隊の配備計画をめぐり、年内に駐屯地の建設工事に着手する方針を固めた。平成30年度末の警備隊配備に向けて、31年2月末までの完成を目指す。昨年3月の同県与那国島(与那国町)への陸自沿岸監視隊配備に続くもので、宮古島では初の実戦部隊の拠点となる。同省は、ミサイル部隊配備をめぐる地元地権者との調整も急ぎ、中国の軍事的脅威に備えた南西防衛の強化を図る。
宮古島陸自駐屯地をめぐっては、当初今夏にも着工する計画だった。建設予定地の全地権者との売買・賃貸借契約が遅れていたが、10月上旬に契約の締結を終えた。
沖縄本島より西は陸自が配備されていない防衛の空白地帯だった。このため防衛省は、与那国島に沿岸監視隊を配置したのに続き、離島侵攻や災害時に初動対処にあたる警備隊と、地対空・地対艦ミサイルの部隊を宮古島と石垣島(石垣市)にそれぞれ置く計画を進めている。
宮古島には32年度中に地対空ミサイル部隊を配備し、管理部隊を含めて総勢800人規模の態勢を整えたい考えだ。
防衛省は30年度概算要求で、宮古島への部隊配備に向けて、隊舎などの建設工事費用や、射撃訓練場の用地取得費として計260億円を計上した。同年度末までに警備部隊を配備する方針だが、弾薬庫の建設予定地選定が遅れており、ミサイル部隊の配備は31年度以降となる見通し。
部隊配備は今年1月の宮古島市長選で争点になり、受け入れを表明した現職の下地敏彦氏が3選を果たしたことを受け、防衛省は配備計画を加速させてきた。
先島諸島への自衛隊の配備も着々と進んでいるようだ。本来、あの地域が軍事力の空白地域になっていること自体が極めて不可思議なことだったが、これでその不可思議が解消されるだろう。ただし、中国も太平洋進出の安全な海路を確保する意味ではあの地域は極めて重要になってくるのでいざとなったら先島諸島争奪戦が発生するだろう。いずれにしても沖縄、先島諸島は戦略的に極めて重要な地域でそれがあの地域にとって優位性でもあり不利益でもあるのだろう。沖縄の基地を引き取る運動なんてものがあるが、軍事基地などと言うものは場所があればどこでもいいというものではない。あ、もっともそれは何でもそうか、・・(^。^)y-.。o○。
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2017/11/04 10:23:08