2017年12月04日
佐山芳恵再び、‥(^。^)y-.。o○(2)
そんなわけで全身地滑り状態という悲惨な体型からは遠ざかっている僕だが、考えようによってはどちらが悲惨か良く分からなくなってきた。
しかし健康的というのなら全身筋骨隆々と言う方が好ましいのだろうから僕としてはこれには一応満足している。しかしクレヨンは「ただでさえ凶暴な女にこんな力をつけさせるプログラムなんてどうして売り出すのよ、この黒人のおっさんは。」とほとんど八つ当たり的な言動を吐いている。
体型についてはそれなりの努力で何とかそこそこのレベルを維持出来るのだが、容貌の衰えというのはどうしようもない。世の中にはあれこれ効能を謳った怪しげな美容商品も数多く出ているが、そんなもので若返るならこの世の中は若い女性で満ち溢れてしまう。
しかし僕自身は今の佐山芳恵になった時は四十代も後半だったので今の自分の姿にさほどの抵抗もない。どちらかと言えばまだまだ若いと思えるくらいの容姿なのでそれほど気にしてはいない。大体若い女を装って男の興味を惹いたからと言ってそれに何の意味があるんだ。何度も言うがそんなことは煩わしいだけで何の意味もない。
もう一つ、僕にとって何の意味もないのが、生理だった。これも早い女性では四十代の後半で閉経を迎えるというが、そしてそれは女性にとって相当な精神的負担になるとも言われているが、僕にとっては殺されても子供を産む心算などないし、大体、出産などしたらそれこそ死んでしまうかも知れない。
僕にとっては生理などなくなっても全く何とも思わない。却って余計な心身の負担がなくなって喜ばしいくらいだ。ただ閉経に伴う身体の変化などもあるようだから心待ちにしているわけでもないが、こればかりはあまり関心もなければ注意も払っていない。
医学的には使っていない機能というのは衰え方が早いというのでもしかしたら僕や女土方は早い閉経を迎えるのだろうか。でも若干通常とは異なるもののそれなりには使用しているのでその辺りの兼ね合いというものはどうなのだろう。
女土方もこんなことにはあまり関心がないようだがそれでも生まれついての女性ということで僕よりは切実なものがあるようだ。しかしそうは言ってみても純粋ビアンの女土方は僕と同じくらいそれらの器官を本来の目的で使用することは難しいのだろう。やはりこんなことは自然の成り行きに任せる以外にはないのだろうと簡単に納得してしまうのが自然の摂理に反した僕の思考だった。
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小説3 | 日記
Posted at
2017/12/04 14:52:56
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