パチンコや競馬などをやめられずに借金を繰り返してしまうギャンブル依存症。その家族を支えようと、佐藤良樹さん(47)、里美さん(48)夫妻はNPO法人「全国ギャンブル依存症家族の会」(東京)の長崎支部を立ち上げた。毎月第3日曜日に大村市で会合を開いている。
2人はギャンブルで人生を狂わされた。良樹さんは当事者。全国有数の進学校、久留米大付設高(福岡県久留米市)から早稲田大理工学部に進んだ19歳の時、目の前で恋人がバイク事故で亡くなった。現実を直視できず、パチンコにはまった。無担保学生ローンで金を借り、2年後に大学を中退したときの借金は350万円。親が返済してもパチンコをやめられず、住居や職を転々とし、1度目の結婚も破綻した。
ギャンブル依存症、全国で320万人の推計も
里美さんは、最初の夫がギャンブル依存症だった。借金と返済を繰り返して生活が困窮し、自律神経失調症を患った。依存症者を立ち直らせることに自己の存在価値を見いだす「共依存」。元夫とは離婚したが、今も安定剤が手放せない。
2人は4年前に九州北部の自助グループ活動で知り合い、ひかれ合う。だが、自身の意志だけでは断ち切れないのが依存症だ。良樹さんは里美さんが渡した結婚資金をパチンコに使ってしまう。里美さんは良樹さんを責めず、自分で債務を整理するよう求めた。2016年の結婚以来、良樹さんはギャンブルに手を出していない。
良樹さんに尋ねた。なぜギャンブルをやめられなかったのか。「ギャンブルの借金はギャンブルでかせいで返済しなければと思ってしまう」。里美さんに尋ねた。なぜ再びギャンブル依存症者と一緒になったのか。「依存症があるかないかで好きになったわけじゃないから」-。
ギャンブル依存症に完治はなく、全国で320万人とも推計され、翻弄(ほんろう)される家族がいる。自分たちの体験が参考になればと顔や実名を公表し、励まし合いながら、これからの人生を歩む。
賭け事は基本的に開催者が儲かるようになっている。賭場で博打を続けていれば金はてら銭としてすべて胴元に行くようになっている。宝くじも開催者が25%を徴収するのでくじを全部買い占めても当選金は購入金額の75%にしかならない。ギャンブル依存症は社会の責任、日本は何でも社会の責任にするのが好きだが、と言うが、依存が病気なら治療を受ければいいだけの話じゃないのか。ギャンブル依存症の人は何人も見てきたが、改善した人はほとんどいなかった。でも要は自己責任だろう。カウンセリングや治療のシステムは必要かもしれないが、その上でどうするかは当人の問題だろう、・・(^。^)y-.。o○。
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Posted at
2018/09/02 10:28:23