伊方原発3号機の再稼働を認めた広島高裁の異議審決定は、阿蘇カルデラが噴火し、火砕流が原発の敷地に到達する可能性について、社会通念に照らせば安全対策の想定から除外できると判断。運転を差し止めた昨年12月の高裁決定と反対の結論を導いた。
平成23年の東京電力福島第1原発事故以降、原発の“災害リスク”を争点とする訴訟は全国で相次いでいる。原発の稼働が裁判所の判断に左右される状況が続いているものの、近年の各地の訴訟では、今回のように運転が差し止められた原発をめぐる判断について、原子力規制委員会が策定し、安全性のハードルを高めた原発の「新規制基準」の妥当性を認めて高裁などの場で覆すケースが相次いでいる。
今回の異議審決定では、火山ガイドなどで新たに想定すべきだとした気中降下火砕物濃度について対策を講じ、基準に適合する蓋然(がいぜん)性があると認められるなどと指摘。「新規制基準は合理的で、伊方原発が新規制基準に適合するとした原子力規制委の判断に不合理な点がないと言える」と総括した。
関西電力大飯(おおい)原発3、4号機(福井県おおい町)をめぐっても、運転差し止めを命じた福井地裁判決を、今年7月に名古屋高裁金沢支部が取り消している。
このときの判決では、同支部の内藤正之裁判長が新規制基準について「各分野の専門家が参加し、最新の科学的、専門的知見を反映した。所定の手続きも踏んでいる」と言及した。
関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)に関しては、大津地裁が28年、過酷事故時の対策に問題があるとして、運転差し止めの仮処分を決定した。だが大阪高裁は29年に新規制基準は合理的だとし、再稼働を認める決定をしている。
阿蘇の火砕流が四国まで来るから危険なんてそんなことを言っていたら日本中どこにも原発施設は作れなくなる。太陽光、風力など再生可能エネルギーは常時安定供給が可能な火力発電などで電力を調整してやらないと使い物にはならないそうなので原発がダメと言うなら産業も衰退して景気が悪くなり日常生活でも停電は当たり前のような耐乏生活になるだろう。それにも耐えるんだというならそれはそれで見識だろうけど、原発も施設そのものが破壊されてしまえばどうしようもないが、要は電源の確保だろう。福島第一の非常用電源があれほどちゃちで簡単に破壊されてしまうなんて思いもしなかった。まあ、いずれにしても裁判所もあまり常識外れの判決を出さないでほしいものだ・・(^。^)y-.。o○
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2018/09/26 14:44:13