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2019年12月05日

けっこう恐ろしい機関銃の話、・・(^。^)y-.。o○。

銃弾では最大クラスの12.7mm弾

銃器の発砲シーンは映画やドラマなどでも見られますが、そこで使用される銃弾にもさまざまな種類があります。「〇〇mm弾」などと称されますが、この数字から受ける印象と、実際の大きさとでは、けっこうなギャップがあるかもしれません。そうしたなかから、自衛隊も使用する3種類の銃弾について比べてみました。

12.7mm弾は、自衛隊が使用する機関銃の弾では最大のもので、この弾を撃つための12.7mm重機関銃M2は幅広く用いられており、74式戦車や90式戦車、10式戦車を始めとして、各種装甲車の車体に装備されているほか、CH-47J/JA「チヌーク」輸送ヘリコプターやUH-1J「イロコイ」多用途ヘリコプターのドアガンなどにも使われています。また海上自衛隊でも護衛艦に海賊対処用の武器として搭載しています。この弾はアメリカで1921(大正10)年に制式化され、すでに約100年の歴史があります。第2次世界大戦においてアメリカ軍以外の連合国軍でも使用され、いまでは世界中で使われているポピュラーな弾薬となりました。
 
自衛隊も発足当初から使っており、12.7mm重機関銃M2とともに、当初はアメリカからの供与でしたが、その後、国内でライセンス生産しています。NATO(北大西洋条約機構)規格では12.7×99mm弾といいますが、前半の12.7mmが弾丸直径、後半の99mmというのは薬莢の長さを表しており、薬莢と弾丸を合わせた実弾の全長は138mmです。12.7mm重機関銃M2の有効射程は1000mから2000m、銃弾としての威力は絶大で、普通乗用車が粉々になるほどであり、装甲車であっても場所によっては貫通します。なお、これより大きいものは機関「砲」になるため、弾も「砲弾」になります。ちなみに12.7mm弾は、長距離射撃が可能な大口径狙撃銃の弾としても用いられており、2017年にはカナダ軍がアフガニスタンで、約3.5km先の目標への狙撃に成功しています。

車載機関銃向けの7.62mm弾と軽機関銃向けの5.56mm弾
 
7.62mm弾は、74式、90式、10式の各戦車や16式機動戦闘車の主砲脇、73式装甲車の車体前面などに装備されている各種7.62mm機関銃で用いる弾です。NATO規格では7.62×51mm弾といい、弾の直径が7.62mm、薬莢長が約51mmで、実弾の全長が69.85mmです。前述の12.7mm弾と比べるとだいぶ小さいですが、それでも普通乗用車のドアなら貫くだけの威力があり、有効射程も800mから1000m程度です。国産の74式7.62mm機関銃は、海上自衛隊のSH-60J/K「シーホーク」哨戒ヘリコプターが、海賊や不審船対処用に搭載することもあります。また現在は、機関銃以外にも狙撃銃の弾としても用いられており、富士総合火力演習では800mの狙撃が披露されています。なお同じ大きさの弾ながら、薬莢内に充填される装薬の量が10%ほど少ない「7.62mm減装弾」というものがあります。これは射撃時の反動を減らすために装薬を少なくしたもので、64式小銃の弾薬として使われています。
 
一方の5.56mm弾は、自衛隊では5.56mm機関銃MINIMIで使用する弾です。MINIMIは小型の軽装甲機動車に装着されることの多い機関銃で、各自の駐屯地や基地イベントで目にする頻度の高いものといえるでしょう。5.56mm弾は、自衛隊が装備する機関銃弾3種の中では最も小さく、威力もいちばん弱いもので、射程も400mから800m程度と7.62mm弾よりも短いのですが、携行できる弾数が多いというメリットもあります。また弾が小さいため射撃時の反動も少なく、反動が少ないということは機関銃本体も7.62mm弾ほど堅牢に作る必要がないため、軽量でコンパクトにすることが可能です。NATO規格では5.56×45mm弾といい、弾の直径が5.56mm、薬莢長が約45mmで、実弾の全長が57.4mmです。5.56mm機関銃MINIMI以外では、89式小銃の弾としても用いられています。

9mm弾は近距離用、短機関銃は機関銃とは違う
 
ところで、最も大きな12.7mmといちばん小さな5.56mm、口径の数値だけ比較すると大きさはせいぜい2倍程度ですが、12.7mm弾の弾頭重量は42gから52g程度、7.62mm弾は10gから11g程度、5.56mm弾は4g程度で、弾頭重量では12.7mm弾は5.56mm弾と比べて12倍以上の重さであることがわかります。弾頭重量が重いということは、それだけ破壊力も大きいことになります。ちなみに拳銃やサブマシンガン(短機関銃)で主流の9mm弾は、弾頭重量が7.5gから9.5gのあいだです。弾頭重量については機関銃に使用する7.62mm弾に近い数値ですが、火薬の量が少ないため、射程が長くなるにつれて急速に威力が落ちる特徴があります。
 
弾の威力は「ジュール」という火薬の量などで左右されるエネルギー単位で比べることができますが、その「ジュール」だと、9mm弾と7.62mm弾では9倍近い差があります。そのため9mm弾は短距離で撃ち合うようなサブマシンガンには適しているものの、中長距離射撃を考慮する機関銃で使用されないのはそのためです。さらに、弾頭だけ比べると9mm弾よりも小さく軽い5.56mm弾ですが、火薬の量が多いためエネルギー量で比べると、9mm弾が450ジュールから500ジュール程度なのに対して、5.56mm弾は1680ジュールから1800ジュール程度と約3.5倍もの差があります。また5.56mm弾の方が弾頭形状は先鋭で、これにより空気抵抗が少なくなるため、9mm弾よりも小型ながら射程を長くとることができるのです。柘植優介(乗りものライター)



12.7㎜弾の威力は絶大で装甲車でもこれを止めるにはなかなか苦労するらしい。軽装甲機動車の正面が12.7㎜弾を止められるかどうかなんて話もあったが、装甲の厚さを20㎜以上にしておかないと貫通されるそうだ。そんな弾が人間に当たったらバラバラになるだろう。7.62㎜弾も相応の威力があるそうだ。映画などで木の陰に隠れたりするが、半端な木では幹ごと撃ち抜かれるとか。コンクリートブロックなど簡単に貫通するそうだ。ライフルに狙われて車を盾にする場合は車を縦にしてその後ろに隠れないとダメだそうだ。側面など簡単に貫通する。よく映画などではドアの後ろに隠れるが、ドアなどけん銃弾でも簡単に貫通するので何の役にも立たないそうだ。5.56㎜弾は軽量高速弾で若干威力不足のきらいがあるそうだ。自衛隊は分隊支援火器にMINIMIを使っているが、MINIMIでは威力不足で分隊支援火器には7.62㎜機関銃が好ましいという。ゴルゴ13がM16で長距離射撃をするが、現実にはあんなことはあり得ないそうで1000メートル以上の長距離を狙うには大砲の薬莢ほどもある薬莢でないと風に流されてしまうそうだ。漫画では2千メートルの狙撃と言うのがあったように思うが、実際の有効射程は400メートル程度と言う。機関短銃はけん銃弾を使った自動火器で威力はけん銃と一緒、つまり有効射程は30~50メーター程度、接近戦や室内での銃撃戦用と言う。しかし発射速度が速いので反動が大きく正確な照準が困難で弾をばら撒いて敵を制圧するのに適しているという。映画などでは主人公の撃つ弾はバシバシ当たって敵が撃つ弾は全く当たらないが、本来自動火器は当てるよりも弾をばら撒いて制圧するためのものでそうそう当たるものではないらしい。日本陸軍の92式重機関銃は発射速度が極めて低いが、命中精度は抜群で狙撃機関銃と呼ばれたそうだ。米軍はその発射速度のあまりの遅さ(毎分250発程度)を笑ったらしいが、狙われると逃げられない恐ろしい兵器だったそうだ。また帝国海軍では自動火器は口径にかかわらずすべて機銃と呼称していたそうだ。日本は伝統的にこうした自動火器の製造では欧米に遅れているそうだ。これも開発経験不足なんだろう。技術は継続、これが大事なんだそうだ、・・(^。^)y-.。o○。

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Posted at 2019/12/05 12:09:28

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