2020年06月28日
英語の勉強をするなら、‥(^。^)y-.。o○。
最近、読む本がなくなって来て英語の本を引っ張り出して読み始めた。ケリー伊藤と言う人の本で、この人の英語の本は様々いろいろな英語の本がある中で英語と日本語の違いを基本に両言語を解説しているので非常に興味深い。
日本の英語教育は、最近はどうかは知らないが、基本英文和訳と文法が主で、英語で話すとか英語で書くと言った実際に英語を使うことにはほとんど無頓着だった。どうしてこうなったかと言うと明治の時代、欧米の文化を急速に吸収するために英語などの外国語を正確な日本語に置き換える技術と言うのが重要視されたことによると言う。それから個人的には和訳と文法は試験で採点し易いということもあるのではないだろうか。
それで日本人は英語で会話する際に英語を聞くと日本語に置き換えて理解し、返事を日本語で考えてそれを英語に訳して相手に伝えるという作業をするようになった。以前、外国人相手の仕事をしていたが、これをしているとだんだん会話から遅れて行って取り残されて最後は面倒になって何でも、"yes,yes,"になってしまって後でとんでもない負担を強いられることになる。
しかも英語と日本語は全て都合よく対応しているわけではない。文化や習慣、思考様式などによって言語はそれぞれみんな異なっている。英語の”desk"が日本語の「机」ではない。似たものを探してくれば、・・「机」と言うことになる。
また、"privacy","system"などは日本語には相当する単語がないので英語をそのまま使っている。逆に日本語の「侘び」「寂び」などと言う言葉は英語にはない。
和英辞典などを見ているとそれぞれ日本語の単語にそれらしい英語が当てはめてあるが、そのまま使うと意味が違ったり相手が理解できなかったり、「お前、ずいぶん固い言い方をするな」とか「そんな言い方誰もしないよ」などと言われて、またそれはそれで問題が出てくる。それならどうすればいいかと言えば「英語は英語で理解する」と最後の海軍大将井上成美氏が言っていた。それを読んで「まさにその通り」と思い、それからは英和・和英の辞書を使うのをやめて、
OxfordとかCambridgeなどのいわゆる英英辞典を使うように心がけた。大学の時にWebsterの辞書を買ったが、本棚の飾りで一度も使ったことはなかったなあ。
しかし、いきなりこんなものを持ち出してもなかなか理解ができない。一つの単語を調べるとその説明の中にまた分からない単語が出てきてまたそれを調べてと言うことを繰り返し、えらい手間を食うことになる。ただこうした英英辞典の中でも"Cambridge advanced learner's dictionary"というのが、比較的使いやすく、また理解しやすいようだ。これは外国人の英語学習者上級者向けに作ってある辞書でその点で説明も易しくなっている。
まあそんなこんなで悪戦苦闘している中でケリー伊藤氏の英語の本に出合って「これはなかなかいい本だ」と思うようになった。この人は米国での生活が長いのか、米国人がどんな状況でどんな英語を使うかよく知っているようでその辺を踏まえた英語の使い方を解説している。ただそうは言っても使う機会もないので読んだそばから忘れてはいくが、・・。言語と言うのは生き物で時代によっても地域によっても世代によっても階層によっても使う言葉が違ってくるし、文法的には間違った用法でもそれが当たり前のように使われるようになると市民権を得てしまう場合もある。だからこれが正解と言うのはないのだけれどケリー伊藤氏の本は真砂の数ほどもある英語本の中ではなかなか的を得た英語解説書だと思う。
英語を勉強する方法で一番いいのは向こうに行ってある程度の教育を受けた人たちの中に入って何年か一緒に暮らしてみるのが一番いいんだろうけどなかなかそうもいかないので仕方がない。一時は駅などで「鎌倉に行くにはどうしたらいいのか」「箱根に行きたいんだけどそうすればいいのか」なんてことを聞かれたが、最近は新型コロナ肺炎感染症のせいでそう言うこともなくなってしまったので英語を使う機会はほとんど皆無だが、まあ時間もあるので勉強しておこうかと思う。最近は"onelook dictionary search"と言う辞書Webページがあってここで検索すると無料で嫌と言うほどたくさんの辞書ページの検索ができるのでこんなものを使うといいのかもしれない、‥(^。^)y-.。o○。
ブログ一覧 |
その他 | 日記
Posted at
2020/06/28 11:58:53
今、あなたにおすすめ