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イイね!
2020年10月01日

現代の空戦は搭載している電子機器の性能で勝敗が決まる、‥(^。^)y-.。o○。

2020年は、航空自衛隊主力戦闘機F-15J「イーグル」の導入開始から40周年の節目にあたります。もはや新しい戦闘機とは言えなくなりましたが、現在なお201機を保有し、全戦闘機の過半数を占める貴重な航空戦力となっています。F-15はかつて、高性能であるものの高価な戦闘機の代表格として知られ、導入できる国は極めて限られており、1990年代までは開発国であるアメリカ、そしてイスラエル、サウジアラビア、航空自衛隊有する日本の4か国しかありませんでした。しかし2000(平成12)年以降は、戦闘機の価格に占める電子機器やソフトウェアの割合が極めて大きくなりF-15が相対的に安価となったことや、経済成長から新たな導入国が増えたことから、2020年現在では韓国(F-15K)、シンガポール(F-15SG)、カタール(F-15QA)が加わり、いまなお量産が続いています。航空自衛隊と韓国空軍は、隣国同士で同じF-15を保有していることになります。幸い現在、日韓が戦争しなくてはならない理由はありませんが、もし日本仕様のF-15Jと韓国空軍仕様のF-15Kが空中戦となった場合、どちらが強いのでしょうか。

JとKのあいだにある「30年の技術格差」
航空自衛隊機は初期型F-15SJと性能向上型F-15MJが約100機ずつあり、このうちF-15SJは1970年代水準の能力しかなく、約30年の技術的格差がある韓国のF-15Kに対して勝利することは困難を極めるでしょう。F-15Kのレーダーは同型ながらより新しいAN/APG-63(v)1を搭載、「リンク16ネットワーク」による戦術情報共有能力を持ち、さらに日本を含め当初は禁輸措置が取られた自己防御装置「戦術電子戦システム(TEWS)」をアメリカ以外のF-15としては初めて搭載しました。またアメリカのF-15にもなかった「タイガーアイ」赤外線捜索追尾装置を持ち、空対空ミサイルは180度という広い攻撃範囲を持つAIM-9X「サイドワインダー」や、発射後自律誘導を行う高性能なAIM-120「アムラーム」が搭載可能で、よほどのことが無い限りF-15KはF-15SJに対し一方的に勝利するでしょう。1940年代の零戦とF-15SJの技術的格差が30年ですから、F-15SJの能力はもはや危機的なレベルにあります。

一方で性能向上されたF-15MJならば、勝利のチャンスは十分に考えられます。F-15MJのレーダーはF-15Kと全く同じものとなり、全く同じリンク16データリンクにも対応。戦術電子戦システムも国産の新型を搭載し、AIM-9XやAIM-120と同等のAAM-5やAAM-4といった新しいミサイルも搭載可能であり、セントラルコンピューターも載せ替えられ、これらはF-15Kとほぼ同等の水準にあると推測されます。ただしF-15MJへの赤外線センサーの搭載は見送られており、F-15Kの推力はF-15Jの3割増しかつ機内燃料搭載量はF-15Jの2倍近く、そして何より「2名乗っている」強みがあり、戦闘機としての総合能力はF-15Kが上であることは否めません。

一方でF-15MJにもアドバンテージはあります。まずF-15Kは対地攻撃能力を持った「ストライクイーグル」の派生型であり「多用途戦闘機」として搭乗員は様々な任務をこなす万能さが要求されます。それに対しF-15MJは世界でもかなりレアな空中戦専門の「制空戦闘機」であるため、仮に両者が同じだけ飛行訓練を行っているとすれば、空戦能力に長けているのはF-15MJの搭乗員でしょう。よって性能面ではF-15Kに分があり、パイロットはF-15MJに分があり、両機の空戦能力は恐らくほとんど差は無いと思われます。

航空自衛隊は今後、F-15SJをF-35へ置き換え、そしてF-15MJに対しては更なる近代化を施しF-15JSIへとアップデートする予定となっています。F-15JSIは現在、アメリカ空軍向けに量産が進むF-15EX「アドバンスドイーグル」に準ずる電子機器へ全て一新され燃料タンクも増設される見込みであり、F-15Kを上回る能力を得ます。ただしJSI化≒アドバンスドイーグル化によって新たに対地攻撃能力が付与され多用途戦闘機化することが見込まれており、搭乗員は空戦専門職人ではなくなり「パイロットひとりで」様々な任務をこなさなくてはなりません。F-15Kもそろそろ近代化の時期であり、やはりアドバンスドイーグル化するのではないかと筆者(関 賢太郎:航空軍事評論家)は考えます。アドバンスドイーグル化したF-15KはF-15JSIに対しエンジン推力3割増しと搭乗員が1名多い利点はそのままですから、やはりF-15Kの後に登場したぶんの優位は今後も変わらないのではないでしょうか。(関 賢太郎(航空軍事評論家))



昔の戦闘機は飛行性能勝負だったが、現代の戦闘機は電子機器勝負になっている。優れた性能のいい電子機器を搭載して先に敵を見つけてミサイルを発射した方が勝つのが現代の空中戦だ。敵に見つかりにくいステルスの強みはその点にある。ステルス機と非ステルス機が戦うと非ステルス機は全く歯が立たないそうだ。敵に発見されないうちに敵にミサイルを発射すれば百戦百勝である。近代化改修をしていないF15Jのコンピューターはファミコン程度の能力しかないので最先端の電子機器を装備したF15Kには電子機使用禁止、目視の空戦でない限り歯が立たない。F15MJであれば対抗できるだろうけど今度は飛行性能でやや不利が生じるだろう。F15JSIは第一線での戦闘と言うよりもミサイルを多数搭載して後方に位置してその前に位置するステルス機がミサイルの運用を司るような戦闘形態になるのだろう。F3や英国のテンペストはミサイルを搭載した無人機を多数随伴運用すると言う話もある。ステルス形態だとミサイルの搭載が制限されるからだそうだ。そんなわけで空自もF35を大量配備し、さらにはその先を考えてF3を開発するのだろう。「敵の姿を見ることなく多数の敵を撃破できる戦闘機」がこれからの空の戦いを制する戦闘機になるだろう、‥(^。^)y-.。o○。

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Posted at 2020/10/01 10:52:29

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