ボーイングは現地時間10月30日、防衛省から航空自衛隊向け空中給油・輸送機KC-46を2機追加受注したと発表した。4機導入予定のうち、3号機と4号機に関する契約で、米空軍による同盟国に向けた有償軍事援助(FMS)の新造機となる。防衛省は2015年10月23日に、新型空中給油機としてKC-46Aを選定。ボーイングは最初の契約を2017年12月に獲得し、2018年12月には2号機の契約が締結された。
空自向け初号機は2019年9月から組立を開始しており、2021年に引き渡される見通し。空自は海外での初顧客で、4機の調達を計画。鳥取県の美保基地への配備を予定しており、新たな飛行隊を編成する。防衛省が2019年1月に公表した単価によると、KC-46Aは1機あたり約249億円となっている。
KC-46Aは、旅客機のボーイング767-200ER型機を母機とした空中給油・輸送機。コックピットは787と同様15インチ・ディスプレイを装備している。エンジンは米プラット・アンド・ホイットニー製PW4062で、最大離陸重量は41万5000ポンド、搭載燃料は21万2299ポンド。空中給油のほか、輸送機として人員や物資、負傷者を運べる。最終組立はワシントン州シアトルのエバレット工場が担当。米空軍の初号機は、2019年1月10日に納入した。(Tadayuki YOSHIKAWA)
一昔前は他国に脅威を与えるなどと言って、以ての外だった空中給油機もKC767、C130Hなどに加えて最新鋭のKC46まで装備することになる。空中給油によって戦闘機の滞空時間が伸び、数が少ない戦闘機を有効に活用できるが、その分、搭乗員の負担は大きくなる。いずれにしても空母、長距離誘導弾の装備、女性隊員の戦闘部隊への進出、宇宙、サイバー部隊の創設など自衛隊は大きく変わりつつある。周囲の国が危ない国ばかりなので自衛隊にしっかりしてもらわないと困る。頑張れ、自衛隊、‥(^。^)y-.。o○。
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2020/11/02 13:13:13