2020年11月21日
モデルチェンジで車は超絶進化をするのだろうか、‥(^。^)y-.。o○。
車の新型が出ると自動車評論家の諸氏は、「超絶進化」だの「旧型とは比較にならない走行性能」だの「旧型をはるかに超えたボディ剛性」だのとほめそやすが、モデルチェンジのたびに車がそんなに進歩していたら3回もモデルチェンジしたら車は全く別の乗り物になっているだろう。
ボディ剛性と言うが、モデルチェンジのたびに50%剛性をアップしていくと3回で剛性は元の3倍以上になる。走行性能もそうして進化していたら、日光のいろは坂や箱根の旧道を時速100キロ以上で駆け抜けるような車になっているだろう。車が旋回時に耐えられる最大のGはF1の5Gと言う。86GRにはGメーターが付いているが、結構きついコーナーをクリアしても0.5Gくらいでそれ以上にはならない。例外はあるだろうけど市販車では大体時速で250キロから300キロ、旋回Gで1G以下だろう。
車の走行性能と言うのは1980年代辺りからほとんど進歩していないだろう。走行性能や内燃機関の熱効率はほとんど限界まで達してしまっているんだろう。ただ制御については電子制御が一般的となり人間のマニュアル制御よりはきめ細かく制御できるようにはなっていると思う。自動車に関する最新の技術はEV、PHV、燃料電池車などの省エネ車であり、制御に関しては自動安全補助装置を含めた総合自動運転制御だろう。
レーシングカー以外の分野で走ることに技術を投入すると言うのはあまりなくなっていわゆるスポーツカーなどは既存の技術でまとめられているのだろう。ボディの製作技術なども軽量化、汎用化、低コスト化、安全性の向上などと接合技術の向上などでモデルチェンジのたびにボディを強化していたら自動車はあっという間に戦車のようになってしまう。車のボディはコスト管理と軽量化を進めながら乗員の生存空間確保が最大のテーマだろう。
モデルチェンジを行う最大の理由は商品価値の向上でそのためにデザインを変えたり時代に応じた新しい装備を装着したり新技術を投入したりして目先を変えて購入者の購入意欲を掻き立てるのが目的だろう。一昔前はスポーツカーなどのハイパフォーマンスカーが技術の先端だったが、今の先端はエコカーと自動運転システムになっている。
エンジンの排気量を上げてパワーを増したりするのは商品価値を上げるためだが、その車のクラスと言うものがあるので上位の車とバッティングするようなパワーアップは無暗にできない。ステアリングや足回りなどもカタログ値ではそうなっているだけで乗ってみて性能が向上したかどうかなど分からないだろう。モデルチェンジの最大の目的、それは目先を変えて商品価値を上げることである。走ることに関して超絶進化などは間違ってもしてはいない、‥(^。^)y-.。o○。
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Posted at
2020/11/21 18:38:29
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