新型コロナウイルス感染拡大で延期された中国の習近平国家主席の国賓来日が宙に浮いた状態になっている。コロナ収束の見通しが立たないことが表向きの理由だが、沖縄県・尖閣諸島沖で活動を活発化させる中国に対し、日本側が態度を硬化させていることが影響している。
「事態は極めて深刻だ」。加藤勝信官房長官は25日の記者会見で、尖閣沖の日本領海の外側にある接続水域で同日、中国公船2隻の航行が確認されたことを明らかにし、強い懸念を示した。
尖閣沖の接続水域では今年、海上保安庁が中国公船の航行を確認した日数が計306日に上り、過去最多を更新中。25日のケースは菅義偉首相と王毅国務委員兼外相の面会当日の出来事とあって、日本側の受け止め方は特に厳しい。茂木敏充外相は24日、王氏との会談で尖閣周辺の緊張状態を取り上げ、中国側の「前向きな行動」を要求。会談後の共同記者発表でこの部分を紹介した。これに対し、隣で聞いていた王氏はすかさず反論。中国公船の活動は「日本漁船が敏感な海域に入っているためだ」と中国の立場から正当性を主張した。
習氏の国賓来日は昨年11月、安倍晋三首相(当時)が中国の李克強首相と確認した。今年4月上旬で調整されていたが、3月にコロナ禍を理由に延期が決定。「秋以降」での再調整が念頭にあったが、その後も進展はない。外務省によると、25日の菅、王両氏の会談でも言及はなかった。中国主席の国賓来日は2008年の胡錦濤氏が最後。外務省や与党の一部には、経済分野を中心とする日中関係安定のため、習氏来日に期待する声が根強い。
ただ、尖閣沖への侵入のほか香港での民主派弾圧などもあり、自民党の保守派らは国賓来日に強硬に反対。菅政権もこうした声を無視できないのが実情だ。ある政府関係者は「仕切り直しだ。来年も難しいだろう」と打ち明けた。
中国の超覇権主義が変わることはない。弱気になったら政権が持たないから向こうも必死だろう。尖閣諸島も台湾問題や第一列島線の西太平洋進出問題などと絡んで中国も譲れないだろう。手を出して負けたら政権が持たないので向こうも慎重だろうが、出るときは必ず出てくる。進んでケンカをする必要はないし、日本も国運をかけることになるので自重はすべきだろうが、万が一の際の覚悟は決めておくべきだろう。岩と山羊やモグラしかいない荒れた岩礁を血を流すことを避けて手放すのか、血を流しても守り抜くのか、その決断だけは遅滞なくすべきだろう。ただ手放した場合、国際社会で日本は力を示せば屈する国と言うれっているを貼られることになる。それはこの国の将来に向けて極めて重い十字架を背負い込むことになる、‥(^。^)y-.。o○。
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2020/11/26 01:48:02