日本で電気自動車(EV)の普及が進んでいない。政府が「脱ガソリン車」を掲げる中、充電設備や価格、性能面など課題は多く、消費者に身近とは言い難いためだ。ただ、脱炭素にEVシフトは不可欠。海外と比べても遅れは否めず、メーカー各社は燃料電池車(FCV)を含めた新型車を投入し、需要喚起に動きだしている。
政府は昨年、2030年代半ば以降の新車販売を「電動車」に限る新たな目標を打ち出した。走行時に二酸化炭素(CO2)を排出しないEVやFCV、エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッド車(HV)などが電動車に該当する。政府方針に呼応する形で、日産自動車は今夏、新型EV「アリア」を発売する。ホンダも昨年、量産型EV「ホンダe」を投入。トヨタ自動車は昨年末にFCV「ミライ」を6年ぶりに全面改良した。
ただ、EVやFCVは補助金を使っても500万円以上する車種が多い。EVは充電に30分以上かかる上、1回の充電で走れる距離もまだ短い。FCVは燃料の水素を補充する施設が全国で約140カ所と、ガソリンスタンド(約3万カ所)に比べて圧倒的に少ない。仮にFCVを購入しても、定期的に遠方の水素ステーションへ通うことになりかねない。
このため、日本の各社はHVやプラグインハイブリッド車(PHV)に注力する。ホンダは昨年、小型車「フィット」の新型HVを発売。三菱自動車は昨年末発売の「エクリプスクロス」にPHVモデルを投入した。ただ、HVは燃費効率が良いものの、走行中にCO2を排出するため、脱炭素の切り札にはなり得ない。
20年の国内EV販売台数は、日産「リーフ」を中心に1万5000台弱。新車販売に占める割合は1%未満で、欧州(ドイツで約7%)や中国(約5%)に比べて低い。自動車大手関係者からは「日本にはEVが普及する土壌が育っていない」との声も聞かれる。
自動車のEV化は時代の流れだろう。地球温暖化はかなりヤバい状態になっているので早急に対策をしないといけないだろう。EVはアクセルを踏んだ瞬間から最大トルクを発揮するので車として運転は面白いかも知れない。ただ最大の問題は航続距離と充電時間、そして充電設備と言うインフラだろう。FCVは燃料の補給や航続距離は問題はないが、水素の製造量と水素スタンドの数が問題なんだろう。これからガソリン車の数が減って行くとガソリンスタンドの数も減って行くだろうし、価格も上がって行くだろうからガソリン車の維持も苦しくなっていくだろう。EVも充電時間が10分とか短いものができているそうだし、EVの数が増えれば価格も下がって行くだろう。将来は年内はEVの完全自動運転のロボットコミューター、都市間の長距離移動や陸運はFCVの水素自動車になって個人で車両を所有するのは一部の趣味的な改装と言うことになるんだろうか。トヨタもあれこれやって車の次に企業を支えて行く事業を模索しているようだから自動車産業も創業以来最大の変革期に来ているんだろう。ただ国も、「ガソリン車販売禁止ね」と言うだけでなく国家としての基幹エネルギー政策を示すべきだろう。EV、EVと言ってもちょっと寒波が来れば電力ひっ迫とか言うし、日本は風力や太陽光発電には向いていないというし、困ったものではある。水力、地熱、潮力発電辺りがいいのではないかと思うが、これも難しいんだろうねえ、‥(^。^)y-.。o○。
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自動車 | 日記
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2021/01/17 13:11:42