前防衛省統合幕僚長の河野克俊氏(67)=三菱重工業顧問=が19日、西之表市で講演した。ロシアのウクライナ侵攻を踏まえた日本の安全保障情勢について解説し、「軍事力の最大の目的は抑止力で均衡を保つことにある」と南西諸島防衛の重要性を強調した。
同市馬毛島への米軍機訓練移転と自衛隊基地整備計画に賛成する「明るい種子島の未来を考える会」(福井清信代表)の主催。種子島1市2町の首長や議員、建設業、農業関係者ら約200人が聴講した。
河野氏は核部隊の警戒態勢引き上げなど軍事圧力を強めるロシアの動きに対し、米国が経済制裁にとどまっていることを懸念。「中国や北朝鮮が米の対応を見てどう思うか」と日本近隣での有事の可能性を危惧した。経済発展を背景に活発な海洋進出を続ける中国を「中長期的な脅威」と位置付け、馬毛島を含む南西諸島が日米の重要な防衛拠点になると指摘した。
馬毛島への基地計画を巡り、賛否を避けている八板俊輔市長が賛成派の会合に出るのは初めて。「主催者に招かれた。国際情勢をいろいろ勉強させてもらった」と話した。河野氏は20日、鹿屋市でも講演する。
軍事力の本質は戦わずにその威力を以って相手に侵略の意思を思いとどまらせることだと言う。「手を出したら痛い目を見るぞ」と相手に思わせることが大事で戦うのは万策尽きて国家の存続と国民の安全を守るために他に手段がないときだと言う。そうすると中途半端な軍事力を持っても意味がないので万全を期してしっかり備えるべきだろう。今回のロシアのウクライナ侵略も米国が「ロシアが侵略を行った場合は米国としても覚悟がある」とでも言っておけばあるいはロシアも手を出さなかったかもしれないが、何事にも弱気なバイデン政権なのでこんな事態を引き起こしてしまったのかもしれない。日本の周辺は背内でも危ない国トップ3が揃っている。日米安保があるから有事には米国が守ってくれると言うのは幻想にすぎない。日本としても抑止力としての軍事力を保有してしっかり備えるべきだろう。軍隊は戦うためにあるのではない。その戦力を以って戦いを思い止まらせるためにあるのだと言うことを忘れるべきではない、‥(^。^)y-.。o○。
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2022/03/20 18:32:08