ウクライナへの侵攻を続けるロシアのペスコフ大統領報道官は4日、第二次大戦での対ドイツ戦勝記念日にあたる9日にプーチン大統領がウクライナへの「宣戦布告」をするとの見方について、「あり得ない。ばかげている」と否定した。ロイター通信が伝えた。
ロシアは現在、侵攻を「特別軍事作戦」と位置付け、戦争とは表現していない。だがウクライナ東部や南部の戦闘が長期化していることから、プーチン氏が一層の戦力投入を正当化するために「戦争状態にある」ことを宣言するとの観測が欧米で広がっている。英国のウォレス国防相は4月28日、プーチン氏が事実上の宣戦布告をする可能性があると述べた。ペスコフ氏は、プーチン氏が戦勝記念日に兵士らの大量動員を命じるとの見方についても「真実ではない」と否定した。
こうした中、ロシアは欧米からウクライナへの武器供与にいらだちを強めている。ショイグ露国防相は4日、北大西洋条約機構(NATO)からウクライナに武器が渡る際の輸送手段は「すべて破壊する対象になる」と表明した。ロイター通信によると、ウクライナでは4日までに欧米からの武器運搬に使われていた複数の鉄道施設がミサイルで破壊された模様だ。
欧米からの武器の主な行き先は戦闘が続くウクライナ東部で、ロシア軍は東部への輸送ルートを断ち切るため、東部以外のインフラ施設も攻撃している。英メディアによると、西部の中心都市リビウでは鉄道網に電力を供給する変電所も攻撃された。【ロンドン篠田航一】
ロシアは非戦闘員を虐殺、性的暴行、拉致し、その財産を略奪し、非軍事施設を攻撃しているのはウクライナ国民の厭戦気分を煽るためだろう。しかしウクライナ国民の反ロシアの気概は少しも弱まらず各地の戦闘でも苦戦している。それはウクライナに武器支援する欧米のせいだと今度は欧米を脅し始めた。欧米がロシアとの本格戦闘、いわゆる第3次世界大戦に発展するのを嫌って腰が引けていると読んだからだろうか。しかし欧米のウクライナに対する支援は継続するだろうし、ロシアにしても経済制裁で資金も底を尽きかけているだろうし、戦略物資の禁輸で兵器の生産も思うに任せないようだ。ロシアは東部での決戦に勝利して状況を好転させたいとの思惑があるようだが、これに失敗すればこれまでの戦闘でかなりの兵力を失っているロシアは3回目の大規模攻勢をかけるだけの余力があるかどうか疑わしい。ここは何とか西側の支援を止めてウクライナとの戦闘に決着をつけたいところだろう。しかし戦闘はおろか補給もままならない化けの皮が剥がれたお笑いロシア軍でこの先どこまでやれるか見ものではあるが、続けば続くほど人的物的被害は増加する。ウクライナはもちろんロシア国民のためにも一刻も早くこのバカげた侵攻を止めるべきである、‥(^。^)y-.。o○。
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2022/05/05 11:11:18