ドネツク州、ウクライナ、6月20日(AP)― ウクライナ軍が待ち望んでいた長距離砲が6月18日、東部ドンバス地方の最前線に投入された。米国から供与されたM777 155ミリ牽引式榴弾砲だ。これまでは、ロシア軍が一方的に東部の町や村を砲撃してきたが、これでウクライナ軍がようやくロシア軍陣地への砲撃が可能になった。
しかし、東部戦線でロシア軍を押し戻すためには、砲門の数が絶対的に不足している。ではあるが、M777の前線配備でウクライナ兵の士気は高まっているという。ウクライナ軍砲兵隊を指揮する士官は、従来の野砲に比較して、命中精度、射撃速度と使い勝手に格段の差があると指摘。また、砲身の位置が低いため、発射音が放散されて、ロシア軍に発覚されにくいとも付け加えた。
「砲全体が軽量のため、これまでの野砲より素早い展開が可能で、射撃後迅速に移動できる」と述べた。長期戦の様相を呈している東部戦線では、これまでウクライナ軍が射程距離と砲門の数でロシア軍に圧倒的劣っていたため、兵の消耗度が高かったが、北大西洋条約機構(NATO)が約束した長距離砲が前線に配備されるに従って、このバランスが崩れる可能性が出てきた。(日本語翻訳・編集 アフロ)
長距離火力投射兵器がウクライナ側に配備されたことはウクライナ側にとっては物心共に大きな戦力だろう。ただこれもどこまで欧米の支援が続くかという問題はある。英米は最後まで支援を続けるだろうが、やはり財政的には厳しいものがある。それと最近は対砲レーダーと言うものがあって飛んできた弾丸の軌道を解析して発射地点を割り出すものでのんびりしていると手痛いしっぺ返しを食らうことになる。短時間に一定量の砲弾を発射してさっさと陣地転換をしないと危ない。そうすると自走化した榴弾砲の方が望ましい。ただ兵器が高度で複雑になるほど使うには訓練が必要になる。その辺りもウクライナには頭が痛いところだろう。いずれにしても血で血を洗う様な激戦はまだまだ続きそうだ。困ったものではある。「人を呪わば穴二つ」と言うが、それでもプースケいい加減に死なないだろうか、・・(^。^)y-.。o○。
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2022/06/20 13:19:40