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イイね!
2022年06月29日

戦艦大和の速力はどの程度だったのか、・・(^。^)y-.。o○。

戦艦の性能をあらわす指標のひとつが速力だ。攻撃力、防御力が世界最強であった戦艦「大和」は、どれほどのスピードで航行できたのか。そのスペックを解説する。

1922年のワシントン海軍軍縮条約で定められた「ネイヴァル・ホリデー(海軍休日)」が明けると、列強は一斉に新しい戦艦の設計と建造に着手した。この時期に建造された戦艦を、「ネイヴァル・ホリデー」という長い停滞期の後に登場したという意味で、ひとまとめにして「新戦艦」と総称することがある。そしてもちろん、戦艦「大和」も新戦艦に含まれる。

大和が備える「攻・防・走」のうち、「攻」の砲の威力も、「防」の装甲防御力も、新戦艦として世界最強であることはすでに記した。それでは、最後の「走」はどうだったのか。大和の最大速力は27ノット。これに対して、列強の新戦艦は次のごとくだ。アメリカのアイオワ級は33ノット、イギリスのキング・ジョージV世級は28ノット、フランスのリシュリュー級は32ノット、ドイツのビスマルク級は31ノット、イタリアのヴィットリオ・ヴェネト級は31.5ノット。つまり、新戦艦の中で大和は一番遅いことになる。ただし1ノットしか差がないキング・ジョージV世級にかんしては、ほぼ同速力と考えてよいだろう。

ごく乱暴に言ってしまえば、どんな軍艦でも、速ければ速いことにこしたことはないのはいうまでもない。だが、機関の性能や機関関係に割ける艦内のスペースなどといった条件に、艦隊側のニーズも加味して速力は決まってくる。たとえば、戦艦は基本的に単艦で戦うことはほとんどなく、僚艦(りょうかん)と艦隊を組んで敵の艦隊と戦うが、その際に、1隻だけ飛び抜けて速い艦はいらない。なので、要求以上の速力を出すのに必要な艦内空間や重量は不要となるため、設計上その分を、搭載する兵器や燃料、防御装甲の充実に振り向ける、といったことも行われる。

第2次大戦中期以降、高速の艦隊空母機動部隊の直掩艦(ちょくえんかん)として強力な戦艦の有用性が確認されたが、これは後から発見された運用方法であり、「ネイヴァル・ホリデー」明けの時点では明解にはなっていなかったので、この時点に建造された戦艦にそれを求めるのは無理がある。同時期に建造された戦艦ながら艦隊空母機動部隊の直掩艦に対応できたのは、たまたま高速化されていた艦だけだ。

特に厳密な規定があるわけではないが、新戦艦という言葉と並んで、最大速力が30ノット前後の新戦艦を「高速戦艦」と通称することもある。だがその最大速力のせいで、大和が高速戦艦に含められることはない。しかし艦隊空母機動部隊の直掩艦には使えなかったのかといえば、速力の面ではぎりぎり何とかなるので、結局、日本海軍による大和の「出し惜しみ」だったといえそうだ。(白石 光)


戦艦大和型は、20万馬力で30ノットと言うのも検討されたそうだが、艦形が大型化し、防御部分が増えて重量が増加すると言うことで15万馬力27ノットの中速戦艦と決まったそうだ。しかし全力過負荷状態では28ノットから29ノットを出したこともあったそうだ。軍艦の速力は各国で計測条件に差があったそうだが、アイオワ級などは戦後に35ノットを出したそうだ。ただこの船も30ノット以上になると振動が激しくて正確な射撃ができなかったとか。速いの遅いのと言ってもせいぜい時速にして10キロ前後、大した差ではない。それで扶桑型や伊勢型は低速で使えないと言うことになった。だったら扶桑、伊勢型とも3、4番砲塔を降ろして艦尾を延長して機関を増設して30ノットの高速戦艦に改装すればよかった。ついでに長門型も。そうすればもっと使えただろう。ただ工事量や資材などの問題があったのかもしれない。大和型を含めて日本の戦艦部隊も戦争前半期にもっと使っておけばよかったと思うが、問題は燃料で大型艦を自在に動かすほどの燃料がかなったとか。まあ他にも出し惜しみとか連合艦隊旗艦がそうそう前線に出られないとか様々な問題があったようだが、戦争前半は日本の航空兵力もそれなりに整っていたし、米軍の方も後半のように圧倒的ではなかったので活躍の場はあったと思う。まあ残念ではある。最近の軍艦は最高速度が30ノットかそれ以下となっているが、軍艦同士が有視界内で大砲を撃ち合うような戦い方はしなくなったのであまり高速は必要ないんだそうだ。ちょっとくらい速度が速くても航空機やミサイルと比較したら話にならないからなあ。太平洋戦争でも船の速度で戦闘の結果が決まったと言うことはなかったように思う。戦争後期の松型駆逐艦は最高速度が28ノット弱、それでも特に問題にはならなかった。その程度の速力があれば問題はなかったんだろう。また日本は高温高圧の蒸気を作れるボイラーがなかったそうなのでその点でもちょっと不利だったのかもしれない。当時の日本の軍艦の最大馬力を発揮する機関は瑞鶴型空母や大鳳に搭載された機関で出力は16万馬力である。その辺が当時の日本の限界だったかも知れない。大和型も短時間なら28ノットから29ノットが出せたと言うが、それで十分だったんだろう、・・(^。^)y-.。o○。
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Posted at 2022/06/29 22:20:51

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