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イイね!
2022年07月10日

マスコミは鬼の首でも取ったように警備の手落ちを指摘するが、・・。

安倍晋三元首相が奈良市での街頭演説中に銃撃され死亡した事件では、背後にも広いスペースがある場所が演説会場となり、近づく男を警察官が制止できず至近距離での発砲を許した。1発目の発砲直後に安倍氏をかばおうとする姿もうかがえなかった。奈良県警の鬼塚友章本部長は9日、警備上の問題があったことを認めたが、今回の警備態勢に警察内部からも批判の声が上がっている。

安倍氏は8日午前11時半前、多くの聴衆が集まった近鉄大和西大寺駅前で演説を始めた。当時の様子を撮影した動画などによると、山上徹也容疑者(41)は、車道を挟んだ斜め後方の歩道で拍手を送るようなそぶりを見せる。演説が始まって2分が過ぎた頃、山上容疑者が車道に出て安倍氏の背後に近づくと、1発目の轟音(ごうおん)が響いた。

要人警護に詳しい警察幹部は「360度を見渡せるような演説会場は狙われやすい。不審者を早く発見するため、要人の背後を含め警護要員を張り巡らせないといけない。簡単に接近を許すとは、一体どうなっていたのか」と批判する。

発砲とともに白煙が広がったが、この時点で安倍氏自身が大きな傷を負っていたようには見えない。複数の警護担当者が山上容疑者の方を振り向いて防弾用のケースを掲げた一方、安倍氏を身をていしてかばうことはなかった。安倍氏も振り向くと2発目の銃声が響いた。1発目と2発目の間隔は2秒半程度。駆け出した警察官数人が山上容疑者を取り押さえたが安倍氏は崩れるようにして倒れた。

この状況に、警察幹部は「1発目の直後に警護担当者は安倍氏をかばわないといけなかった。現場からすぐに安倍氏を退避させるべきだった」と指摘し、2発目まで2秒以上の時間がありながら最悪の事態を防げなかったことを嘆く。

選挙の街頭演説は、候補者や演説者が握手をしたり、写真撮影に応じたりしようとするため、聴衆との距離が近くなる。さらに、候補者側が票を意識して「ソフトな警護」を要求してくることもあり、警備・警護はより難しくなる。対策として警察幹部は、①聴衆との十分な距離の確保②不審者の早期発見③警戒区域を分担することによる責任の明確化-を挙げる。

今回、要人警護を専門とする警視庁のSP(セキュリティーポリス)も1人配置されていたとはいえ、警備計画や要員配置は奈良県警が担っていた。安倍氏の演説が事件前日に急遽(きゅうきょ)決まったことが、警備上の不備につながったとの指摘もあるが、鬼塚本部長は9日の会見で「どのような日程にも対応できるよう体制を構築すべきだ」と強調。具体的な問題点への言及は避けつつ、警察庁と連携して検証する意向を示した。



マスコミは現場の警備ミスだと警備の専門家や元警察官を引っ張り出して鬼の首を取ったように報道する。治安責任を負う警察だから事件が起こってしまえばそれは当然責任はある。あの現場の警備体制がどうなっていたか分からないが、警視庁のSPが1名、奈良県警の本部員が2~3名、所轄の警備課員が2、3名、選挙だから刑事課員も2、3名いたかもしれない。それからあとは地域課員、つまり交番のおまわりさんだろう。こうした現場で突発事案が起こった場合、何の訓練も受けていない地域課員は何の役にも立たない。刑事課員は被疑者を捕まえるために被疑者に向かう。署の警備課員も警護の訓練を受けていなければ右往左往するだけでいいところ事案の発生を通報するくらいだろう。そうすると現場で突発事案に対応して動けるのはSP1名と奈良県警本部の警備課員数名だけということになる。本部員でもどの程度訓練を受けているか分からない。急遽「安倍元総理が来るので駅前で演説をする」と連絡があり、体制を取って署の方では「あそこはよく辻立ちをやっている場所だから」と言うことでこれまでの体制で警備計画を作ったのかもしれないが、そこに落とし穴があったのかもしれない。しかしあの後ろがら空きは何とも嫌な感じがする。せめて演説者の後ろ側に選挙カーでも止めておけば後ろがら空きを少しでも防げたかもしれない。今回の事件の最大の分岐点は1発目の後に2発目を発射するまで3秒ほど時間が空いたそうだが、その3秒間だろう。ここでこの状況を「危険」と判断する時間が1秒、それから安倍元総理を庇うなり被疑者に向かうなりする時間が2秒、2秒あれば10メートルくらいは進めるだろうから被疑者にタックルするなり前に立ちふさがるなり、立ちふさがるのは自分が標的になるので相当に難しいが、「銃だ」、「伏せろ」と声を上げるなり安倍さんを押し倒すなり、そのくらいはできたかもしれない。ただパンと言う破裂音と白い煙で「銃だ」と判断するのは相当に難しい。花火か爆竹かと思うかもしれないし、その方が自然だろう。後から冷静に現場の状況をビデオで見て落ち着いて時間をかけて手落ちを指摘するのは知識があれば誰でも出来る。そう言う人間があの現場にいたとしたら適切な対応ができるだろうか。世界最高の警護部隊であるシークレットサービスでも失敗している。現場の警備担当者にももちろん責任はあるだろう。しかし彼らだけが悪いと言うのはあまりにも安きにすぎないだろうか。警視庁のSPさんは一生下ろすことのできない重荷を背負うことになるだろう。おそらく長きにわたって安倍さんを警護してきた人なんだろう。警護のプロ中のプロだけに計り知れない後悔を負うのだろう。あんな訳の分からない歪んだ逆恨みに倒れた安倍さんも気の毒だが、現場にいた警視庁のSPさんのことも気の毒に思う、・・。

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Posted at 2022/07/10 18:42:54

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この記事へのコメント

2022年7月11日 10:04
お疲れ様です。
コメント失礼いたします。

「現場にいた警視庁のSPさんのことも気の毒に思う、・・。」
同感です。

あの状況で、映画やドラマのように動ける人はいないと思います。
テレビで語っている皆さん全て、後出しジャンケンです。
コメントへの返答
2022年7月11日 12:41
警察は治安責任を負っているので事件が起これば当然責任はあります。しかし、突発事案に瞬時に適正な対処をするのは訓練を重ねていても非常に難しいです。いろいろ言っている人たちが現場にいたら適正な行動ができたかと言えば??だと思います。ただ初弾から2発目までの3秒間に何かができなかったか、現場のSPさんはそのことで一生後悔するでしょう。責任云々は別にしてそのことがお気の毒だと思います。

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