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2022年07月13日

WEC世界耐久選手権第4戦『モンツァ6時間』決勝レース、トヨタは2、3位、・・(^。^)y-.。

7月10日、今年100周年を迎えたイタリア、モンツァ・サーキットでWEC世界耐久選手権第4戦『モンツァ6時間』の決勝レースが行われ、TOYOTA GAZOO Racingは8号車が2位、7号車が3位となり、2台のトヨタGR010ハイブリッドによってダブル表彰台を獲得した。

前戦ル・マン24時間を制したトヨタ8号車(セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮)と、姉妹車である7号車(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ-マリア・ロペス)は、気温30℃/路面温度50℃を超える暑さのなかで戦いの火蓋が切られたレースの序盤から接近戦を繰り広げた。

スタート直後はグリッド順位と同じ2番手と4番手を走行していた両車両は、序盤戦に2回導入されたフルコースイエロー(FCY)の間にピット作業を行いツー・スリー体制とする。しかし、スタートから1時間後、ブエミがドライブする8号車に電気系トラブルが発生しペースダウンを余儀なくされる。ピット作業時に“パワーサイクル”と呼ばれるシステムの再起動を行なった8号車は30秒ほどのタイムロスで5番手に順位を落とすが、その後ペースを取り戻し、前を行く94号車プジョー9X8(プジョー・トタルエナジーズ)をかわして4番手へと浮上した。

スタートから2時間半を過ぎた頃、GTEアマ車両のクラッシュによりセーフティカーが導入されると、この間にピットに戻った7号車が、スタートから首位を快走していた708号車グリッケンハウス007 LMH(グリッケンハウス・レーシング)を抜き総合首位に浮上。さらにリスタート後には708号車がペナルティを受けたためブエミからハートレーにドライバー交代を行なった8号車も総合3番手から同2番手へとポジションを上げる。

トヨタがワン・ツー体制を築いて迎えたレース終盤、8号車がニュータイヤを履く36号車アルピーヌA480・ギブソン(アルピーヌ・エルフ・チーム)に攻められる。ハートレーから替わった平川はこれを巧みに交わし続けていたものの、153周目にオーバーテイクを許し3番手に後退する。また、その翌周、首位を走る可夢偉の7号車とアルピーヌがストレート上で接触。これにより7号車は右リヤタイヤのパンクと車体右後部にダメージを負った。直後にFCYが出たため、スロー走行でピットに戻った7号車のタイムロスは1周分だけで済んだが、順位は首位から3番手に後退。さらに、7号車には接触に対する90秒のストップペナルティが科され、最終的には2周遅れの3位となった。

一方の8号車は平川が最終盤にライバルを追い上げ、その差を2秒台にまで縮める。しかし、再逆転は叶わず2.762秒差の2位フィニッシュとなっている。このモンツァ戦からシーズン後半戦へと入ったWECは残り2戦。次戦は2019年以来、3年ぶりに開催される日本ラウンド『富士6時間』だ。トヨタが過去8戦7勝を誇る“ホームレース”は9月9~11日に富士スピードウェイで行われる。サバイバル戦となった第4戦モンツァを戦ったTGRドライバーの決勝後コメントは以下のとおりだ。

■7号車トヨタGR010ハイブリッド
●小林可夢偉(チーム代表兼ドライバー)
「優勝を目指して全力を尽くしましたが、その機会を逃してしまいました。今日は、2台とも表彰台獲得が精一杯でした。私のスティントでは、走行ペースで少し苦戦しました。ポジションを守るために、ピットストップでタイヤを交換しないという戦略を採った結果、狙いどおりポジションを維持できましたが、その後のペースが落ちてしまいました」
「そして、アルピーヌと接触、車両にダメージを負って1周遅れとなり、さらにペナルティも科されましたが、結果的には最終的なレース結果には大きな影響はなかったと思います。今日は満足のいくレースができなかったので、次戦へ向けてさらに努力する必要があります。ドライバーズとマニュファクチャラーズの両タイトルを獲得するためには、次戦富士で絶対に勝たなくてはなりません」
「WECはハイパーカー間のバトルが激化し、今後もチャレンジングなレースが続くと思いますが、ファンの皆様にとっては素晴らしいことであり、我々もこの戦いを楽しんでいます。我々の2台どちらにもまだタイトル獲得のチャンスは残っていますし、絶対に諦めません」

●マイク・コンウェイ
「7号車にとっては不完全燃焼のレースで、残念ながらタイトル争いでもまた一歩後退してしまった。我々はレースをリードしていたが、数周ですべてを失ってしまった。運があれば勝てるペースだと感じてはいたものの、タイヤ戦略が順位を左右するレース展開となった」
「接触で優勝争いからは脱落してしまったが、3位表彰台は今日の我々にとっては最善の結果だ。この結果からさらに学び直し、シーズンが終わるまでハードワークを続けていく必要がある」

●ホセ-マリア・ロペス
「この厳しかったレースウイークを考えれば、最終的に2位、3位という結果はチームにとっては悪いものではない。残念ながら我々は接触でダメージを負って周回遅れとなり、また、ペナルティも受けることになってしまった」
「その時点で我々のレースは終わってしまったが、それまでは優勝を争い、エキサイティングなレースだった。今シーズンの残り2戦も、今日のように激しいものとなると思うが、その接近戦を勝ち抜いていかなくてはならない。次戦富士では強さを取り戻し、勝てるように頑張るよ」

■8号車トヨタGR010ハイブリッド
●セバスチャン・ブエミ
「2台それぞれにさまざまなことがあったレースだった。勝てるチャンスがあっただけに、僅差でそれを逃したのは少し残念だ。レース序盤に見舞われたトラブルでは、タイムロスを最小限にすべく全力を尽くしましたが、クルマが正常に走らず、容易ではなかった」
「セーフティカーが導入されたことで首位との差を詰めることができ、ふたたびチャンスが巡ってきました。ブレンドンと亮が素晴らしい走りを見せてくれて、最後アルピーヌを追い詰めることができたのは良かったと思う」

●ブレンドン・ハートレー
「とても良いレースができたと思っているが、6時間のレースにおいて数秒差で勝利を逃すというのは、やはり少し悔しい。セブはレース序盤にトラブルに見舞われたが、うまく対処したおかげで大きくタイムをロスすることなく済んだ」
「我々8号車3人のドライバーはレースを通して良いペースで走り抜き、エンジニアとメカニックも素晴らしい仕事をしてくれた。今日のアルピーヌは速かった。僕たちも悪くはなかったが、わずかに及ばなかった。この接戦をものにした彼らへ賛辞を送るよ。次戦富士ではもっと強くなって戻って来たいと思っている」

●平川亮
「逆転勝利を目指し全力で最後まで攻めたのですが及ばず、2位という結果は少し残念です。チームはセブのトラブルによく対処してくれて、上位から大きく離されずに済み、その後のセーフティカーで首位争いに復帰することができました」
「首位のアルピーヌをずっと僅差で追っていたのに、逆転できなかったのは悔しいです。シーズンは残り2戦となり、次戦富士は私にとってのホームレースです。チャンピオン獲得のためには、残り2戦アルピーヌよりも前でフィニッシュすることが必要であり、目標ははっきりとしています。表彰台の中央に返り咲くため、プッシュを続けます」[オートスポーツweb ]



今年のトヨタは電気系のトラブルに悩まされているようだ。それにしてもアルピーヌはなかなか速い。この車は暫定処置で出場している旧LMP1だそうだが、トヨタGR010を脅かしている。グリッケンハウスも予選はなかなか速いが、エンジンをブローさせてしまったようだ。今回からプジョーが加わったが、トラブルで33位とリタイア、でも今後は優勝争いに加わってくるだろう。ポルシェも新型車両をシェイクダウンしているようだし、ハイパーカークラスは激戦になるだろう。トヨタもいよいよ本領発揮の時だが、耐久はまず何よりも自分との勝負、トラブルを起こさずにベストを尽くして走り切れば勝利が転がり込んでくる。経験を積み、勝ち方を学んだトヨタの活躍を祈る、・・(^。^)y-.。o○。
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Posted at 2022/07/13 22:29:44

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