
信号機のない横断歩道で、車が止まってくれず渡ろうとしても渡れない。誰しも一度はこんな経験をしたことが、あるのではないでしょうか。時には悲惨な事故にもつながる、こんな場面を減らそうと、茨城県警が制作したのが…。
信号機のない横断歩道を渡る時は手を上げ、止まってくれたドライバーには会釈をするなどして感謝の意思を示そうと促すキャンペーンです。その名も「その手で合図!止まってくれてありがとう大作戦」が、ネット上で、なぜか物議を醸しているのです。
ネット上の声:「言いたいことは分からなくもないが、『感謝しよう』は違くないか…合図は大賛成」「『歩行者優先の原則』をドライバーに厳守させるのが先でしょうよ!!と強く強く言いたいです」
そもそも法律には、「歩行者優先」が定められていて、「感謝を求めるのはどうなのか、まず違反者を取り締まるべきでは」という意見が出ています。県警は、一体なぜ、このようなキャンペーンを行うことにしたのでしょうか?
JAFが去年行った調査によると、横断歩道を歩行者が渡ろうとする際、車の一時停止率が、茨城県は19%しかなく、全国42位の結果になりました。そこで、参考にしたのが、85%で1位となった長野県の取り組みでした。
長野県では、幼い時から横断する時に手を上げ、ドライバーに一礼する教育が推進されていて、運転する側になっても横断歩道の前での一時停止が習慣化しているといいます。茨城県警は、ドライバーへの指導や取り締まりは大前提だとしたうえで、キャンペーンの趣旨をこう説明しています。
茨城県警:「運転者が歩行者から感謝を示されれば優しい心が生まれ、歩行者への保護意識が向上することが目的。交通事故の未然防止を図りたい」(「グッド!モーニング」2022年9月29日放送分より・テレビ朝日)
横断歩道における歩行者優先と保護は法律で定められていてこれを遵守しなければ違反で摘発される。だからどんどん摘発すればいいというのも考え方だが、取り締まる側の人員にも限界があるし、やはり人と人との関係なので止まってくれたらちょっと挨拶くらいはいいのではないだろうか。横断歩道で止まってくれた車両にはちょっと手を上げて挨拶して歩道は小走りに駆け抜けることにしている。自分が運転しているときも横断歩道に人が立っていれば止まるようにしているが、当然だとばかりに悠然と闊歩されるとあまりいい気持ちはしない。車同士でも進路を譲ってもらったらいろいろな方法で「ありがとう」を伝えるだろう。「法律で決まっているんだから、・・。」と言われれば確かにそうだが、それでは何となく世の中が殺伐として来ないか。法の規定とは言っても横断歩道で止まってくれる車両の割合はそう多くはない。止まってくれた車両の運転手にちょっと会釈して感謝の意を示すのはいいことではないだろうか、・・(^。^)y-.。o○。
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自動車 | 日記
Posted at
2022/09/29 13:50:17