政府は、長射程ミサイルを発射可能な潜水艦の保有に向け、技術的課題を検証する「実験艦」を新造する方向で調整に入った。年末までに改定する防衛計画の大綱に開発方針を盛り込む見通しだ。実戦配備に進めば、米国政府に購入を打診している巡航ミサイル「トマホーク」の搭載も視野に入れる。
複数の政府関係者が明らかにした。政府は、自衛目的でミサイル発射拠点などを破壊する反撃能力の保有を目指している。その手段となる地上目標を攻撃可能な長射程ミサイルは、陸上自衛隊の「12式地対艦誘導弾」の改良型やトマホークを主力に据える方向だ。発射機材は、車両や水上艦、航空機を念頭に置いてきたが、配備地などを探知されかねない。相手に反撃を警戒させ、抑止力を高めるには、より秘匿性の高い潜水艦を選択肢に加える必要があると判断した。
実験艦は2024年度にも設計に着手し、数年かけて建造する計画だ。ミサイル発射方式は、胴体からの垂直発射と、魚雷と同様の水平方向への発射の両案を検討する。実験艦の試験を踏まえ、10年以内に実用艦の導入を最終判断する。海上自衛隊の潜水艦の装備は現在、魚雷と射程の短い対艦ミサイルが中心だ。最新の「たいげい」型は対地・対艦兼用ミサイルを搭載しているが、射程は250キロ・メートル程度にとどまる。トマホークは潜水艦からの発射も可能で、射程は1250キロ・メートル超だ。
対地の長射程ミサイルを発射可能な潜水艦は、米英仏中露などが保有する。韓国も弾道ミサイルを発射できる潜水艦を配備している。
自衛隊もいよいよ本気で長距離ミサイルの装備化に進むようだ。まあ周辺が危ない国家ばかりなのでしっかり締まりをしないととんでもないことになるので国産の長距離ミサイルの装備化まで輸入ミサイルで間に合わせるのはいいことだろう。こうした長距離ミサイルの生存性が最も高いのは潜水艦に装備することでトマホーク装備を決めたらその発射母体の研究開発に進むのは当然だろう。防衛費増額と言うのでこうした効果的な長距離ミサイルの装備化に進むのはいいことだろう。ただマスコミはすぐに「敵地攻撃能力云々」などと言うが、我が国に対する明らかな脅威は本土からできるだけ遠いところで撃破してしまうのが戦術の大原則だろう。そのための長距離ミサイルの装備であって何でもかんでも「敵地攻撃」とか言うのは間違っている、・・と言うよりも世論を騒がせるレトリックだろう。専守防衛などと言って敵が本土の上陸して国土国民に被害が出ないと反撃できないなどと言うことはバカげている。専守防衛即本土決戦などと旧陸軍も言わないようなバカげたことは一刻も早く改めるべきだろう。戦争の様相の変化とともに専守防衛も変わっていかないといけない。我が国を害するものは我が国に近づけないで撃破する。これが戦術の鉄則である、・・(^。^)y-.。o○。
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2022/10/29 19:02:33