防衛省が射程延長などの改良を進めている国産ミサイル「12式地対艦誘導弾」について、新たに「潜水艦発射型」を開発する方向で検討していることがわかった。潜水艦は敵に見つかりにくい特徴があり、政府が検討している「敵基地攻撃能力」を保有した際の手段となる。複数の政府・与党関係者が明らかにした。
敵基地攻撃能力の保有をめぐっては、政府は現在、安全保障関連3文書の改定に合わせて協議している段階だが、正式決定前から装備の検討を先行させている形だ。また、潜水艦は遠方の海域まで移動できるため、長射程ミサイルを搭載することになれば、保持する防衛力などを「自衛のための必要最小限のものに限る」とした防衛政策「専守防衛」との整合性も問われそうだ。
12式地対艦誘導弾は、地上の車両から発射して相手の艦艇を狙う。現在の射程は約200キロ。1千キロ超に延ばす改良や、戦闘機や艦艇から発射するタイプの開発を進めている。防衛省は、自衛隊員の安全を確保しつつ、敵の射程圏外から攻撃できる「スタンド・オフ防衛能力」を強化する一環としているが、敵基地攻撃にも転用できる装備になる。(朝日新聞社)
武力と言うのは相手の侵攻意思を抑止するために保有するもので敵に向かって攻撃するのは最後の手段ではある。軍事力とは保有することで戦争を抑止するものでその意味では軍隊と言うものは戦うためのものではなく存在することによって戦争を抑止するためのものである。トマホークの導入にしても国産長距離ミサイルにしても保有するなら1万発でも2万発でも相手がビビるくらい保有すべきだろう。そうでないと抑止効果はない。敵基地攻撃などと言っても長距離ミサイルによって敵の基地を完全に破壊できるはずもない。それでも日本が専守防衛の呪縛から逃れ始めてこうした長距離兵器を保有するのはより大きな抑止効果を生むのでいいことだろう。専守防衛とは「即本土決戦」でしかも国土国民に被害が出ないと戦えない。戦争の様相も兵器の進歩で大きく変わっている。それに伴って新しい専守防衛の概念が必要だろう、・・(^。^)y-.。o○。
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2022/11/03 15:26:40