[ベルリン/ブリュッセル 16日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)は16日、ポーランドのウクライナ国境近くに15日にミサイルが着弾し2人が死亡したことを受けて緊急会合を開く。NATO関係者によると、バイデン米大統領は、着弾したのはウクライナの迎撃ミサイルだったと主要7カ国(G7)と北大西洋条約機構(NATO)加盟国に伝えた。
ミサイル着弾を受けて主要国は16日に緊急会合を開催。終了後、バイデン大統領はロシアが発射したミサイルが原因でない可能性を示す初期情報があると発言。AP通信は、米当局者の話として、ロシアのミサイルを迎撃するためウクライナ軍が発射したミサイルの可能性があると伝えていた。
NATO緊急会合では、ポーランドがNATO条約4条に基づく協議を要請する可能性がある。ストルテンベルグ事務総長は中央欧州標準時12時30分ごろ会見を開く予定。RIA通信によると、ロシア国防省は16日、ポーランドが公開した残骸の写真から、専門家がウクライナ空軍の対空ミサイルだと特定したと表明した。
米国も青くなって必死にミサイルの飛んだ軌跡を調べたのだろう。もしもロシアのミサイルがポーランドに着弾していたら場合によってはNATO対ロシアの対決になってしまう。米国としてはウクライナを支援していてもそれだけは避けたい状況だったのだろう。なぜかってそうなったら通常兵力ではとても対抗できないロシアが核兵器を使用してそれがエスカレートすれば全面核戦争にもなりかねないからだ。今回のこの事件で最も青かったのは米国でG20参加中のバイデン大統領も青かっただろう。ロシアの巡航ミサイルを迎撃したウクライナの対空ミサイルの流れ弾であればウクライナがポーランドに謝罪すればそれで済むことではある。本当にそうだったのか、ロシアのミサイルだったのか事実は霧の中だが、落としどころとしてはもっとも影響の小さいところだろう。ロシアもこの米国の対応には感謝しているようだ。この辺で落としどころにハマればいいのだが、なかなかそうもいかないだろう。戦争では何が起こるか分からない。そうした危急存亡の瀬戸際に接した場合に対応次第で吉にも凶にもなる。今回は米国に対応がよかった。さすがではある、・・(^_-)-☆。
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2022/11/16 23:27:50