
[A] 後輪に駆動力を与えることで旋回力もアップ
トラクションをかける
バイクでのトラクションは「駆動力」の意味。たとえば下りなら、慣性力だけでもタイヤは回るが、アクセルを開けトラクションがかかると直線なら直進力になり、旋回中なら方向安定性を高める。
トラクションを強めるにはトルクの立ち上がる領域(大型車なら2000~4000rpmくらい)からアクセルを素早く大きく開けることだ。
トラクションをかける
〈写真〉アクセルを開けると車体が安定するのはなんとなく想像ができるはず。そんなトラクションを多くのシーンでいかに有効に使うか……。ここにバイクを操る楽しさの醍醐味がある!!(ヤングマシン編集部)
コマは速く回っているときは安定するが、回転が落ちてくると不安定になり倒れてしまう。バイクもこれと一緒で速度が速い時は安定して倒れることはない。高速で100キロで走行しているときには何かにぶつかったり乗り上げたりしない限り倒れることはないし、倒そうとしてもそうそう簡単には傾きもしない。車線変更をするにも「どっこいしょっと、・・。」と言う感じで傾けないとバイクはなかなか動かない。ところが低速になると無暗にフラフラと不安定になる。教習所でもクランクで曲がろうとしてステアリングを切ってそのままバタッと倒れてしまう。それはそうだろう。ただでさえ低速なのにステアリングを切ったことが抵抗となって速度が落ちるから倒れるに決まっている。指導員は低速では半クラッチを使ってエンジンを煽りながら適当に速度を調整している。クランクもバイクをちょっと倒して半クラッチでエンジンをちょっと煽って動力を与えてやるとバイクはスッと曲がってから立ち上がる。スラロームでもパイロンをクリアしたらちょっとアクセルを煽ってやるとバイクは立ち上がって次のパイロンに向かえる。コーナリングもコーナーの入り口で減速してバイクを倒し込んでコーナーに入ってコーナーの頂点を抜けたところでアクセルを開けてパワーをかけてやれば速くそしてきれいにコーナーを抜けられる。まあ一般道ではあまりそんなことはしないでおとなしくコーナリングをするが、抜ける時は無意識に若干アクセルを開けている。CB1300スーパーボルドールの最大バンク角は64度だと思ったが、当たり前だがそんなに倒したことはない。自分では45度くらい倒していると思っていても実際は30度くらいだろう。MotoGPやFIAのスーパーバイクレースなどでバンク角が出るが、それでも60度以上と言うのはそうそうない。F1はコーナリング時の最大Gが5Gとか言うが、バイクが同じGをかけてコーナリングするには87度だか傾けないといけないそうだ。バイクは傾ければ傾けるほど速くコーナリングできるというが、87度と言うと膝擦り、ひじ擦りどころか、頭擦りになってしまうとか何かの記事に書いてあった。バイクは速度が上がると立ち上がって安定するが、機敏な動きはできなくなる。速度が落ちると動かしやすくはなるが不安定になる。その辺の特性をうまく使い分けながら速く走るのだが、まあ口で言ってもなかなか難しい、・・(;^_^A。
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バイク | 日記
Posted at
2022/11/17 00:44:33