
[A] 腕だけでなく全身で起こそう!
転んでしまったら、まずはエンジンを停止し、周囲の状況と自分の怪我の状況を確認。そしてバイクの状況を把握する。
ハンドルを倒れた側の路面側にフルロックし、右側に倒してしまった場合はサイドスタンドを出しておく。いよいよ引き起こしだが、ビッグバイクは相応に重いので腕だけでは持ち上がらない。腰を沈め、腕ではしっかりバイクを掴み、足&腰でスクワットするような要領で全身で起こそう。
〈写真〉灯火類やカウルなどが割れていたら、起こす時に触らないように注意。一人では無理そうなら、迷わず周囲の人に手伝ってもらおう。 [写真タップで拡大]
クロスカブはもちろん125ではコケるなんてことはなかったが、まともなバイクに乗り始めたころはよく立ちごけでコケた。それはバイクと言う乗り物の特性が良く分かっていなかったからだった。コケたバイクを起こすときは腿をバイクの下に入れて、入らなければ押し当てて、足で押し上げるように起こすのがいい。人間の足は腕の数倍の力がある。誰でも100メートルを走ることは時間を切られなければ余裕だろうけど逆立ちして100メートルを走るのはとんでもない重労働ではある。腕で起こそうとすると腰がやられる。特に大型の200キロを超えるバイクは腕で起こしてはいけない。教習の時はCB750で指導員に「では起こしてください」と言われてステアリングとリアグリップを握ってひょいと起こしたら指導員がちょっと驚いたような顔をしていた。ガードがあるので完全に寝ころばないので簡単だった。CB1300を起こすのはちょっと骨だったが、膝を車体の下に突っ込んで斜め前に押し上げるようにすれば簡単に起きる。Youtubeの動画でハーレーを米国人の女性がお尻を押し当てて足で押して起こしているのがあったが、やはり足を使うのがいいようだ。チンパンジーなどは成長すると腕力で車のドアなどもぎ取ってしまうという。それは樹上生活で腕を使って木から木へと飛び移る生活をしているからだ。人間も二足歩行で生活しているので足の力は相当なものだ。思い切り蹴飛ばせば車のドアくらいもぎ取れるかもしれない。だから上肢を支点にして足で斜め前に押し上げるようにすれば女性でもバイクを簡単に起こすことができる。ただバイクはコカすとあちこち傷がついて直すのにとんでもない金がかかるので倒さないように気をつけるのが一番だろう。「カウルなんか消耗品だ」とのたまった人がいたが、カウルの交換だけで数十人の福澤さんが去って行ってしまう。まあバイクを起こすのはそう難しいことではないが、コケて傷ついたバイクを直すには財布にかなりのダメージを与えるのでコカさないように気をつけよう、・・(;^_^A。
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バイク | 日記
Posted at
2022/11/19 22:55:19