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2022年11月24日

兵器輸出、売れそうなものはどんどん売ればいいけど売れるのかな、・・(^_-)-☆。

【国防の危機】
岸田文雄首相は22日、防衛力強化に関する政府の有識者会議の報告書を受け取る。日本を取り巻く安全保障環境が悪化するなか、「防衛力強化」や「防衛費のGDP(国内総生産)比2%以上の増額」は危急の課題だ。ただ、日本の防衛産業は深刻な状況にある。装備品の性能自体は高いが、少量生産で海外輸出も困難なため、利益向上が見込めず、中小だけでなく大手メーカーの撤退も相次いでいる。政府は年末にかけて国家安全保障戦略など「安保3文書」を改定する。抜本的な防衛産業基盤の強化策が注目される。軍事ジャーナリストの世良光弘氏が、国民の生命と財産を守るための、防衛産業の活性化に迫った。

「小型だけど素晴らしい性能だね。4人乗りの『(米陸軍の)M1A2エイブラムス戦車』と違い、自動装塡(そうてん)装置で乗員3人みたいだけど、トラブルの多い実戦では確実性が求められるが大丈夫だろうか。いずれにしろ、国内仕様で輸出はできないのだろう?」2014年9月、陸上自衛隊の最新鋭「10式戦車」が初めて広大な米ワシントン州ヤキマ演習場に持ち込まれた。東京23区の約2倍の面積を持つこの土漠地帯での砲撃訓練の際に、現地米軍の戦車将校から現地で聞いた話だ。

同年、安倍晋三政権によって「武器輸出3原則」から輸出が一部緩和され、「防衛装備移転3原則」が定められた。だが、装備品の輸出は「救難」「輸送」「警戒」「監視」「掃海」に限られ、戦車や戦闘機、ミサイルは不可能。これまでに完成品が輸出されたのは、フィリピンへの防空レーダーのみだ。国産兵器は国内向けに生産量が限定され、結果として高コストにならざるを得なかった。現在、政府が検討しているのは年末に改定する「国家安全保障戦略」で、「装備品の海外移転の緩和方針」を明記すること。自衛隊法の改正が必要なため、来年度中の実現を目指している。同時に、「中古装備の品目を拡大」し、戦車やミサイルもアジア諸国に提供する案が検討されている。中国の軍事力に対抗するには、訓練などで部隊間の連携が必要だからだ。このような決定は、防衛省の外局に15年にできたばかりの防衛装備庁単独では不可能だ。

兵器開発では高性能が求められるゆえ、「研究」「生産」「維持」を民間企業だけで行うのは大変だ。それを輸出し、完結するのは難しい。もちろん輸出入には、政府間の交渉が必要だ。米国の兵器産業は巨大だが、交渉はあくまで政府間同士で「対外有償軍事援助(FMS)」制度=対外軍事援助プログラムで輸出を増やしている。装備品運用に欠かせない「教育・訓練」もパッケージで提供するため、兵器の値段はより高くなるが、米政府がアフターフォローするため、日本では「有償援助」と呼ばれている。

これに習っているのが、隣国・韓国だ。米国製などの「ジェネリック兵器」を開発し、「性能は8割だが値段は半額」といったセールスを、政府主導で全世界で展開している。ロシアの侵攻を受けて、ウクライナに兵器提供したポーランドに対し、K2戦車980両以上、FA―50戦闘攻撃機48機、K9自走砲648両以上の商談がこの夏に決まり、欧州輸出の足がかりとなった。ルーマニアも今月、韓国からK2戦車などを購入する防衛協力に関する基本合意書に署名した。日本も輸出が進めば防衛産業が息を吹き返し、防衛予算にも影響するだろう。これ以上の遅れは許されない。

■世良光弘(せら・みつひろ) 軍事ジャーナリスト。1959年、福岡県生まれ。中央大学卒。時事通信社を退社後、出版社勤務。週刊誌や月刊誌に携わり、主に紛争地からのルポを発表。フィリピン革命からはじまり天安門事件やドイツ統一や湾岸戦争、複数回にわたり平壌や中朝国境地帯などを取材した。99年からはフリーとなり、軍事や防衛問題中心にテレビやラジオにも出演。著書・共著に『坂井三郎の零戦操縦』(並木書房)、『世界のPKO部隊』(アリアドネ出版)、『紫電改』(学研)など多数。



兵器の輸出と言うのはいろいろ裏の事情があって経験のない日本が入って行ってもなかなか難しいと言う。また日本の兵器と言うのは実戦の洗礼を受けていないことから購入国側の兵器に対する信用性にも問題があるとか言う。ただ日本も先端技術に関しては韓国などよりもはるかに上を行っているので高性能なものもあり、ものによっては欲しいという国も多いだろう。ただそうした兵器を輸出するにしても性能を落としたものを出すとかいろいろ裏があるらしいが、正直な日本は最高性能のものを輸出してしまうかもしれない。ウクライナはロシアのミサイル攻撃を受けて電力設備などが崩壊しかかっているが、日本には巡航ミサイルを撃墜できるような高性能ミサイルがあるという。こうしたものを出して性能を誇示すれば買い手も安心するだろう。こうした防衛的なミサイルシステムであれば人を傷つけることも少ないだろう。まずはこうした兵器をウクライナに供与して性能確認をクリアすればいい。売れそうなものは10式戦車、中SAM、短SAM、護衛艦、潜水艦、C2輸送機、P1哨戒機などだろうか。性能以上に重要なのは価格だが、そうなるとやはりなかなか難しいだろう。まあでも売れるものはどんどん売ればいい。使うのは買い手側なんだから、・・(^_-)-☆。
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Posted at 2022/11/26 18:48:35

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