• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2024年02月01日

月面ピンポイント着陸に成功、困難な状況下でも運用再開、SLIMの成果、・・(^_^)v。

月面ピンポイント着陸に成功、困難な状況下でも運用再開、SLIMの成果、・・(^_^)v。 日本の無人探査機「SLIM」が2024年1月20日、みごと世界で5番目となる月着陸に成功した。
JAXA(宇宙航空研究開発機構)は1月25日に会見を開き、SLIMが、狙った地点から誤差100メートル以内のピンポイント着陸に成功したと発表。月からの「画像」も公開され、映像を見た担当者は「腰を抜かした」と感慨深く語った。

世界で5カ国目の快挙を達成 課題も
2023年9月、無人探査機SLIMは、H2Aロケット47号機で鹿児島・種子島宇宙センターから打ち上げられた。サイズ約3メートル×約2メートル×約2メートル、重さ約700kgの機体は、地球を周回しながら月の重力を利用するなどして軌道を変更し、約4カ月かけて、ついに直線距離で38万km離れた月にたどり着いた。月面着陸成功は世界で5カ国目、日本では初めての快挙だったが、管制室では拍手もなく、記者会見でも担当者は浮かない表情だった。その理由についてJAXA・國中均理事は会見で、「太陽電池の発電ができていないという状況が確認されている。現状は電力が発生できていないので、搭載されているバッテリーで運用している」と述べた。着陸後、何らかの理由で太陽光パネルが太陽の方向を向かず、発電ができない状態になっていたのだ。SLIMは内蔵バッテリーでは数時間しか駆動できないことから、國中理事は「かなり辛口コメントをせざるを得ない立場なので」としたうえで「ギリギリ合格の60点としたい」とコメントしていた。実はSLIMは月面着陸時、2つのエンジンのうち1つが何らかの理由で脱落し、想定と異なる着陸姿勢となってしまった。そのため太陽光パネルが太陽の方向を向かず、着陸時に発電ができなくなっていた。JAXAによると、SLIMは着陸から約2時間半後、復旧時に再起動できなくなる事態を避けるため、いったん電源を停止した。

「ほぼ完璧」ピンポイント着陸に成功
しかしSLIMは、内蔵バッテリーで駆動する短い時間に地上にデータを送信していた。着陸から5日後、JAXAは会見で「狙った地点から誤差100メートル以内のピンポイント着陸に成功した」と発表した。これまで各国が成功させてきた月着陸は、狙った地点から誤差数km~数十kmだったが、SLIMは「狙った地点からわずか55メートル」の地点に着陸。しかも「高度50メートル付近までは、誤差たった3メートルという、ほぼ完璧な状態だった」と担当者は話した。この日の会見では、SLIMの着陸直前に分離されたロボット「LEV-2」が撮影した実際の画像が公開された。生々しい月面の画像。そこに着陸したSLIMの姿を見事にとらえていた。

宇宙科学研究所・SLIMプロジェクトの坂井真一郎プロジェクトマネージャは「すごいですよね!自分たちのつくった衛星が本当に月に行き、隣にいるロボットが画像を撮ってくれたと思うと、あの画像を見た瞬間、私は腰が抜けそうになったんですが、それくらいすごいインパクトを受けた」と興奮気味に語った。坂井プロジェクトマネージャは、さらに「正直なところ、よくあの形でとどまってくれた。太陽電池パネルが完全に地面を向いてしまっていれば、そこに太陽が当たる可能性はほとんどなくなってしまうので、今まで誰もなかったことを実現し、『降りられるところに降りる』のではなく『降りたいところに降りる』ことができると実証した。いろんな意味で新しい扉が開き、今後、これまでできなかったようなミッションができるようになるのでは。そこが一番の意義ではないか」とコメントした。

SLIMと通信再開 岩石を観測
想定と異なる姿勢で着陸したSLIMだが、太陽の当たり方次第では、発電が再開される可能性もあるとみて、担当者は復旧に向けて準備を進めていた。そして、JAXAによると1月28日午後8時ごろからSLIMと通信ができるようになり、運用が再開された。復活したSLIMは、周囲にある「トイプードル」と名付けた岩石の観測を実施した。月の昼間の時間にあたる1月いっぱいは、引き続き通信を試み、周囲の岩石の観測などを行い、月誕生の謎の解明につながる手掛かりを得たいとしている。今後の観測の成果が楽しみだ。(鹿児島テレビ)


今回のSLIMの月着陸、JAXAの担当者は「63点」と採点したが、着陸機70点、付属の探査機がそれぞれ15点とすれば85点くらいつけてもいいのではないだろうか。減点はメインエンジンの片方のノズルが脱落して着陸地点が若干ズレたこと、そしてその影響なのか着陸機が逆立ちしてしまったことくらいだろう。こうしたチャレンジに100点満点はあり得ないのでほぼ目的を完遂したと言ってもいいだろう。JAXAははやぶさの時もトラブルを克服して着陸機を地球に帰還させている。金星探査衛星「あかつき」も一度は金星軌道投入に失敗しているが、その後修正して軌道投入を果たしている。あまり積極的には報道されないが、こうしたJAXAの実績は立派なものではある。今後もぜひ様々な分野で大きな成果を挙げて次に繋げていって欲しいと思う。着陸機の姿を見て腰が抜けそうになったと言うが、あの姿勢で耐え抜いて止まってくれたことに感動したのだろう。次はH3 2号機の打ち上げ成功を目指してほしい。三菱重工も頑張れ、・・(^_^)v。
ブログ一覧 | その他 | 日記
Posted at 2024/02/01 14:46:40

イイね!0件



今、あなたにおすすめ

関連記事

ざ・ラストダンサー
waiqueureさん

勿体無いのは分かるんだけれど|ω・ ...
waiqueureさん

そういうのって治るモノなのかよ!! ...
waiqueureさん

国際宇宙ステーション(ISS)/き ...
320i_masaさん

まあ、貴方達程の人達が言うのであれ ...
waiqueureさん

Xバンド防衛通信衛星「きらめき3号 ...
どんみみさん

この記事へのコメント

コメントはありません。

プロフィール

ntkd29です。CB1300スーパーボルドールに乗って11年、スーパーボルドールも2代目になりました。CB1300スーパーボルドール、切っても切れない相棒にな...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     1 2
345 678 9
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

愛車一覧

トヨタ GRヤリス トヨタ GRヤリス
基本的には前期型と大きな変化はないが、インパネは液晶デジタルになってずいぶんすっきりした ...
ホンダ CB1300 SUPER BOL D'OR (スーパーボルドール) CB1300スーパーボルドールM2018 (ホンダ CB1300 SUPER BOL D'OR (スーパーボルドール))
外観 もうこれは美しいという以外にはない端正なバイクではある。ホンダは「威風なる血統」 ...
トヨタ GRヤリス トヨタ GRヤリス
今度はGRヤリス、・・(^^♪。昨年GRヤリスの納期が1年半以上と聞いて速攻で契約してし ...
トヨタ 86 トヨタ 86
元々トヨタ党だったが、ちょっと浮気してダイハツコペンに乗っていた。しかし、ディーラー氏と ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation