岸田首相は4日、性的少数者(LGBT)や同性婚カップルを差別する発言をした荒井勝喜(まさよし)首相秘書官(55)を更迭した。首相秘書官が問題発言で更迭されるのは極めて異例で、内閣支持率の低迷が続く岸田内閣に更なる打撃となった。
首相は4日夕、視察先の福井県坂井市で、「今回の発言は、多様性を尊重し、包摂的な社会を実現していく内閣の考え方に全くそぐわない言語道断の発言だ。任命責任を感じている」と記者団に述べた。後任には、経済産業省秘書課長の伊藤禎則氏(51)を充てることを明らかにした。これに先立ち、首相は4日朝、首相公邸で「進退も考えざるを得ない発言だ」と記者団に語り、対応を急ぐ考えを示し、荒井氏は視察への同行を取りやめた。
荒井氏は3日夜、首相官邸で報道しないというオフレコを前提とした記者団の取材に対し、「(同性婚カップルが)隣に住んでいたら嫌だ。見るのも嫌だ」と発言した。同性婚の合法化についても、「(首相)秘書官はみんな嫌だと言っている。認めたら、日本を捨てる人も出てくる」などと語った。荒井氏は3日深夜、再び取材に応じ、「やや誤解を与えるような表現をし、大変申し訳なかった。あらゆる発言に気をつける」と謝罪し、発言を撤回した。
荒井氏は1991年に通商産業省に入省。経産省総括審議官などを経て、2021年10月の岸田内閣発足時に首相秘書官に就いた。広報を担当し、首相の演説や国会答弁の作成などで中心的な役割を担っていた。
立憲民主党の泉代表は訪問先の徳島市内で、「更迭は当然だ。官邸内の官僚、ほかの秘書官にも同様の差別的な考えがないか、確認しなければならない」と記者団に語り、国会審議で厳しく追及する考えを示した。第2次岸田内閣では、昨年10~12月に「政治とカネ」の問題などで4人の閣僚が更迭された。昨年12月には、LGBTを巡る不適切な表現が批判を受けた杉田水脈総務政務官(当時)が更迭された。
LGBTQには個人としてはそれなりいろいろ意見はあるだろうし、あって当然と思うけどブンヤの前でオフレコとは言っても公人として話しているんだろうにどうしてこういうことを言うのかねえ、政治家とか官僚という人種は、・・(◎_◎;)。オフレコと言ったら何を言ってもそれが記事にならないと思っているんだろうか。そうしたらそれは思い上がりだろう。こうしたそれなりの地位にある人にとって個人として話す機会と言うのは相当に限られるのでやはり物言いには注意すべきだろう。そのくらいのことが分からんようなのが政治家だの高級官僚だのと言ったらお国が困るだろう。考えるべきではないか、・・(^_-)-☆。
※ しっかりしろよ、後輩、・・(^_-)-☆。
Posted at 2023/02/04 21:17:38 | |
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