政府は15日、東日本大震災の各避難所の責任者らへの調査結果を発表した。回答した323カ所のうち、5.0%に当たる16カ所の避難所で震災発生から約1カ月間、全く入浴できていないことが分かった。調査に応じた避難所は30.9%で、政府は「沿岸部の被害の大きい市町村では回答がなく、状況はもっと悪いだろう」(関係者)と分析している。
調査は6日から10日までの間、岩手、宮城、福島3県の全避難所(12日現在で1047カ所)を対象に、県や市町村を通じて被災者の生活状況などを責任者らに文書で回答してもらった。
それによると、入浴は「週に数回以上できる」が62.2%、「週に1回程度」が32.8%。食事は、温かい物を毎日食べられる所が約6割だったのに対し、おにぎりやパンなどはあるものの、温かい食事がまったく提供されない避難所も7カ所あった。替えの下着についても、全くないか、あっても洗濯できていない所が計151カ所。間仕切りなどがなくプライバシーが保てない所は91カ所など、多くの避難所で厳しい生活を強いられている実態が浮き彫りになった。
内閣府の被災者生活支援特別対策本部は「環境の改善が必要な避難所への支援強化を県、市町村に要請する」としており、回答のなかった約7割の避難所についても実態把握を急ぐ考えだ。
プライバシーもインフラもない避難所生活はいいところ2週間が限度だろう。未来のエコタウン構想や実態調査も良いけど何よりも生活を回復させてやるのが第一だろう。そのためには仮設住宅の大量整備で一刻も早く避難所生活から家族の生活を取り戻させてやることが必要だろう。
会議や本部を雲霞のように立ち上げても議論百出でまとまらない。仮設住宅の整備を最優先しても予算と法律は後からついてくるだろう。その後は仕事への回帰、そして生活が落ち着いたところで将来の街の復興へと進むのが順序だろう。どうも今の政権はあれこれあれこれ理屈ばかりこね回して行動が伴わないような気がするがどんなものだろう。
Posted at 2011/04/15 22:41:51 | |
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