川防衛相の交代論が与党内に広がり、野田首相の判断に注目が集まっている。一川氏の早期更迭に動けば任命責任を問われ、求心力が低下する懸念もある。当面、続投させた場合、公明党など野党が態度を硬化させ、社会保障・税一体改革に関する与野党協議は進まなくなる。首相は難しい判断を迫られている。
民主党の平野博文国会対策委員長は2日の記者会見で「(一川氏に)不適切な発言はあったが、本人も陳謝しており、見守りたい」と述べた。党執行部は、今のところ一川氏を擁護している。
参院で野党が多数を占めるねじれ国会で、首相は特に公明党に配慮した発言をしてきた。一川氏に対する問責決議案が公明党主導で進められたことは、首相にとって痛手だ。与党内から「一川氏の辞任はやむをえない」との見方が出ている大きな理由となっている。ただ、仮に辞めさせるにしても、タイミングは難しい。
問責決議案が可決されて、一川氏が辞任すれば、野党が今後、閣僚の問責決議案を次々に可決させ、辞任を迫る恐れがある。実際、自民党は山岡消費者相の問責決議案も提出する方針で、公明党も応じる構えだ。
問責決議案提出前に一川氏を交代させた場合、閣僚の辞任が相次ぐ事態は回避できる。首相が年内に目指す一体改革に関する野党との協議への影響も最小限に抑えることができる。
一方、首相の任命責任は問われそうだ。一川氏は、首相と距離を置く小沢グループに所属しており、同グループの反発を招く可能性がある。ただ、同グループ内には「失言のたぐいで、かばいきれない」(若手)と一川氏を突き放す声もある。問責決議案が可決された後も当面、続投させ、来年1月の通常国会前に交代させる案も出ている。
野田総理は適材適所と言うが、民主党にはこんなおっさんしかいないのかい。このおっさんが国家の安全保障の基幹である防衛大臣として適任と言うのなら日本人のほとんどは防衛大臣適任になってしまうだろう。国民の代表たる国会議員の自負があるのならさっさと辞めて地元の支援団体回りでもしていると良い。それが一番似合っている。公務員の給与削減と言うならこんなおっさんの給与など真っ先にカットすべきだろう。即辞任されたい。
Posted at 2011/12/03 12:20:10 | |
トラックバック(0) | 日記