航空自衛隊は20日、米豪空軍との初めての3カ国共同訓練を2月11~24日にグアムで行うと発表した。空自と米軍の戦闘機が組んで敵役の豪軍と模擬戦などを行う。陸上自衛隊が1月24日~2月6日に兵庫・伊丹駐屯地で行う米陸軍との共同方面隊指揮所演習にも豪陸軍が初めてオブザーバー参加する予定で、中国を意識した日米豪の連携強化の動きを加速させている。
グアムでの訓練には空自のF2戦闘機8機、F15戦闘機6機、E2C早期警戒機の計17機▽米軍のF16戦闘機22機など計50機程度▽豪軍のF18戦闘機6機など計8機程度が参加。防空戦や電子戦、空対地射爆撃の訓練などを予定している。空自は昨年7月に米国で豪空軍と初めての共同訓練として戦闘機の編隊飛行をした。
指揮所演習は陸自約4500人、米軍約1500人で行い、豪陸軍の数人が視察する。一方、海上自衛隊は日米豪3カ国の共同訓練を昨年7月にブルネイ周辺海域で行うなど07年度から4回実施している。
中国の軍事力に対抗するには一国ではなく関係国が連携することが必要だろう。日本・韓国・オーストラリア・インドに加えてマレーシア・シンガポール・タイ・ベトナム・フィリピン・台湾などが連携すれば通常戦力ではそれなりの抑止力として機能するだろう。そしてその後ろに核抑止力として控えるのが米国ということになるのだろう。
こうしたアジア・太平洋連合を酌んだ場合、中核となるのはインド・日本・オーストラリア・韓国辺りだろうか。台湾もそれなりに力はあるだろうが、やや微妙な立場なのでこうした国家群の中に入り込めるかどうか難しいだろう。海軍力と言うことになるとインド・日本・オーストラリア、そして韓国だろうか。日本も日米同盟だけに頼らずにこうした集団自衛権の行使を真剣に検討すべき時期に来ているのだろう。
Posted at 2012/01/20 23:27:16 | |
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