田中防衛相は23日午前、沖縄県の仲井真弘多(ひろかず)知事と那覇市の沖縄県庁内で会談し、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設に理解を求めた。
これに対し、仲井真氏は普天間飛行場の県外移設を含む9項目の要望書を手渡し、双方の溝は埋まらなかった。
田中氏の沖縄訪問は就任後初めて。仲井真氏との会談は、20日に防衛省内で行って以来、2回目となる。
会談は約20分行われた。田中氏は「誠心誠意話し合い、解決の糸口を何とか見いだしたい」と述べたが、仲井真氏は「辺野古への移設は色んな経緯があって、ものすごく時間がかかり、国内の別の地域に動かす方が早い」と反論した。
会談では、田中氏が「沖縄は石垣島に毎年1回ほど家族とうかがっているが、大体水族館や硫黄島に出かけ、街中は素通りだった」と述べ、沖縄県外にある硫黄島の名前を挙げる場面があった。沖縄県内の島と言い間違えたとみられる。
太平洋戦争末期の激戦地と言うことでは沖縄も硫黄島も同じだろうが、島のある場所が違うだろう。こうなると防衛素人と言うよりも常識素人と言うべきだろう。国民が政治に対して信頼感を持てない理由がここにある。日本国民もバカじゃないのでこの状況であれもただ、これもあげますの大盤振る舞いなどできるはずもないことはそれなりに承知しているのだろう。消費税率を上げるのも仕方がないというところもあると思う。
国民が本当に欲しいのは先行きへの安心感だろう。「税金は上げざるを得ない、しかし、きちんと政策を実行して安心できるくらしを守ります。」そういうしっかりとした政治の方向を示すことだろう。やることなすことみんな滑って災害にも適切な対応が出来ない。やることは一発芸のようなパフォーマンスだけ。口を開けば呆れかえるようなおバカな失言ばかり。そんな政治を信じてくださいと言ってみても誰も信じる者はいないだろう。政治から目を逸らせても何も生まれないことは承知はしていても今の政党に信頼を寄せることが出来ない国民も確かに不幸な存在だ。
Posted at 2012/01/23 22:57:31 | |
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