韓国政府は、李明博(イ・ミョンバク)大統領が10日に竹島(韓国名・独島)上陸を強行する以前から実効支配の強化を目指す具体策を進めてきた。国民の関心も高まり、昨年の入島者は約17万9000人と過去最高を記録した。
韓国外交通商省は08年、日本の中学校学習指導要領の解説書に初めて竹島が記載されたことなどを受け、在外公館に「独島担当」ポストを設けた。駐在国政府に対して「韓国が領有権を所有するという正しい認識を持つよう外交活動する」(同省)のが目的。情報交換などのため地域担当官会議も実施している。
また、外交通商省は昨年、竹島問題をテーマにした小説を出版したことのある若手判事を「独島法律諮問官」として期限付きでスカウト。小説は、日本が竹島近海に艦艇を派遣したのを機に領有権問題が国連安保理を経て国際司法裁判所(ICJ)に付託されるという内容だった。
一方、韓国政府は構築物の建設にも積極的に取り組んでいる。建設計画が昨年、明らかになった「独島総合海洋科学基地」は島周辺の海域に建てられ、日本海の海洋、気象、地震などを観測する。旅客船が接岸できる大規模防波堤、水中観覧室、訪問客のための食堂や医務室などの施設を整備する予定もある。
島への上陸者はかつて年間数万人だったが、慶尚北道庁によると、昨年は10年よりも6万人以上増え、約17万9000人に上った。今年も7月末までで約12万人となり、担当者は「国民の関心が高まっている」と話している。
このくらい図々しくないと係争地域の実効支配など出来ないし、これが国際社会の常識だと言うことを日本も理解すべきだろう。日本固有の領土だと主張する尖閣諸島でさえ観光どころか公的な施設さえ設置することもできず、島への上陸さえ認めていない。自分の国の領土だと主張するのならどうしてそんなに不当な要求を繰り返す隣のお国の顔色を窺うのだろうか。そんな弱気では領土などみんなはぎ取られてしまうだろう。避難港設備、気象観測所、航行標識程度は設置しても罰は当たらないだろう。
Posted at 2012/08/12 21:46:45 | |
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