防衛省はこのほど、2013年度の軍事費概算を公表し、既存の軍事力を強化し、島を巡る作戦能力を高めるよう求めた。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。
海上自衛隊は2013年度に、駆逐艦「あきづき」を1隻、潜水艦「そうりゅう」を1隻建造する予定であるほか、日本国産の哨戒機「P-1」もすでに注文を開始している。既存の武器をアップグレードするほかに、九州のレーダー設備に対するアップグレードも開始されているが、これには中国をけん制する狙いがある。
諸島の防衛について、日本は艦載空中警戒機「E-2C」を沖縄に配備し、輸送ヘリ「CH-47」(チヌーク)、地対艦ミサイル、水陸両用戦車を購入し、沖縄の陸軍部隊の実力を高める予定だ。
次期主力戦闘機「F-35A」の価格が高騰しているが、日本は調達数を減らしていない。現役の「F-2」、「F-15」等の戦闘機も、全面的なアップグレードを開始している。特に「F-2」は精密爆弾の「JDAM」(ジェイダム)の搭載を計画している。島に対するモニタリングを強化するため、日本はヘリコプターの購入を開始し、現役の哨戒機「P-3C」のアップグレードを行っている。
次世代地対艦ミサイルの開発もまた、議事日程にあげられた。陸上自衛隊は「10式」戦車の大規模調達を開始した。特殊作戦に対応するため、日本は13年、特殊作戦に特化した武器や小型の車両を大量調達し、迅速に対応する能力を高める予定だ。
駆逐艦「あきづき」が完成に向かっているが、これまでの計画に従うと、2隻の護衛艦「あたご」はイージス艦に改造されることになる。軍事費概算によれば、日本の戦闘機が全面的なアップグレードを開始しており、「F-15J」のアップグレード数は、例年を上回っている。「F-2」もまた、空対地の攻撃能力を高めている。
陸上自衛隊の今年の調達は、地対空ミサイル、地対艦ミサイルに集中した。武器の研究予算において、新型の超音速空対艦ミサイル「XASM3」が高い比率を占めているほか、次世代艦対艦ミサイルの研究も開始されている。
中国も自分たちのことを棚に上げてよく言うこと、確かに間違いない事実だし、こうして並べると如何にも威勢がいいが、要するにその数量が問題だろう。あれこれと総花的にやってはいるが、戦闘機、艦船、戦車、主戦兵器はいずれもその数を大幅に減らしている。いろいろと品数はあるが数量は少なくさながら兵器博物館のような様相だ。質で勝負とは言っても限度がある。万が一の場合は戦うのか、膝を屈して和を乞うのか、それを踏まえて戦うならそれなりの装備を整えるべきだろう。
Posted at 2012/09/10 22:31:54 | |
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